The Golden Age of the Sith
No.3
The Fabric of an Empire

年 代 出 来 事 場 面 参 考
5000 BSW4 惑星ジオスト(Ziost)。
かつて共和国から追放されたジェダイの末裔が住むこの惑星は、シス帝国の評議会がおこなわれる場所であり、偉大なる“シスの暗黒卿”の統治下にあった。しかし、マルカ・ラグノスの死後、“暗黒卿”の座は空位となっていた。
今ここでは、帝国の根幹を揺るがしかねない脅威について、シス卿たちの評議が続いていた。
ジオスト
Ziost
#3 P.2

ルド・クレシュ「奴らは、我らが帝国に対する侵略の前触れだ。交易を望む平和の使者だなどと期待してはいけない。奴らは、信用できない。」
ルド「奴らは、共和国のスパイだ。このまま帰してしまえば、艦隊を率いて略奪に来るに違いない。」
シス卿ドル・ガル・ラム(Ool Gal-Ram)「そうだな。ダラゴン兄妹を処刑して、奴らがここへ来た証拠を消し去るのが賢明だ。」
シス卿シミュス(Simus)「そんなに恐れるな、ルド・クレシュ。チャンスをあわてて潰すこともないではないか。」
ナーガ・サドウ「ルドには、宇宙が変わりつつあることが見えないらしいな。」
ルド「そんな危険が冒せるか。シミュスとナーガが間違った時には、全てを失うのだぞ。しかし、わしが間違ったとしても何も失わん!たかだか二人殺すだけだ。」
ナーガ「それは違うぞ、ルド!お前が間違っていたら、我らが帝国を拡張する絶好のチャンスを失うことになるのだ。百以上の惑星と一千種以上の莫大な富をだ!我らが、銀河を支配するのだ!」
ジオスト
Ziost
#3 P.3-4
ナーガ「それが、我らの運命だ!」
ジオスト
Ziost
#3 P.5
ジオストの地下、拘置階。
ゲイブ・ダラゴン「どんな偉大な探検家でも、こんな目にあったことはないだろうな、ジョリ。」
ジョリ・ダラゴン「ええ、悪くなる一方ね...」
ジョリ・ダラゴン「...どれだけ悪いのか想像もつかないわ。」
ジオスト
Ziost
#3 P.6
ジョリ「この姿を両親に見られないことだけが幸いね。」
>>CHOMMP!<<
ゲイブ「やめろよ、毒虫。平和にしてくれよ。」
ジョリ「ちょっと、誰か来るみたいよ。」
ジオスト
Ziost
#3 P.7
シミュス「囚人達よ、お前達の処遇は決まった。お前達は、我らが帝国にとってあまりにも危険すぎる。よって、評議会はお前達を速やかに処刑する決定を下した。」
ゲイブ「おい!何だよ、それは!俺達は、まだ何一つ喋ってないじゃないか!」
シミュス「お前達の話など、我らが審議に関係はないのだ。これから、お前達の宇宙船の処遇を決めねばならん。失礼する。」
ゲイブ「おい!待てよ!最後の晩餐も無しかい!おい!何とか言ってくれ!」
ジオスト
Ziost
#3 P.8
ゲイブ「金持ちには成れそうもないな。スターブレーカー12を盗むのを、アラバ・ザ・ハットが邪魔してくれていればなあ。」
ジョリ「いまさら、つまんないこと言わないで。」
ゲイブ「あいつらは怯えているんだ、ジョリ。俺達が脅かしてしまったんだな。」
ジョリ「あたし達の宇宙船はどこかしら?お家へ帰りたいわ。」
ジオスト
Ziost
#3 P.9
ジオストの要塞の格納区画に係留されているスターブレーカー12。
警備兵の目を欺いて、ナーガの手下が船の中に忍び込む。
そして、船内のコンソールに隠してあったブラスター・ピストル2丁を、持ち去っていった。
ジオスト
Ziost
#3 P.10-11
ここは、ナーガ・サドウの秘密の要塞がある衛星カー・シアン(Khar Shian)の裏側。カー・シアンは、惑星カー・デルバ(Khar Delba)の衛星である。
シス魔術によるホログラムが浮かんでいる。
ナーガ「よし、武器は手に入れた。これで全ての準備は整った。」
ナーガ「ルド・クレシュは、共和国と再び接触することを怖がっている。あいつには、我らが偉大なる栄光の道が見えないのだ。」
ナーガ「シス帝国の黄金時代を再び炎のごとく燃え上がらせるのが、我が偉大なる計画(Grand Plan)なのだ。」
ナーガ「我が忠実なるマサッシ族を召集し、武器と宇宙船を用意しろ。ジオストに奇襲をかける。」
カー・シアン
Khar Shian
#3 P.12-13
ジオストの要塞への奇襲は、闇に紛れて静かに始まった...。

ナーガ「囚人区画へ向かえ!貴重な人質がとらわれている。」
ナーガ「それにしても、これは変わった武器だ。あまり面白くもないが、非情に狙いが正確だ。」
ナーガ「我らの正体を知られるな!見られたら全員殺せ!」
ジオスト
Ziost
#3 P.14-15
ナーガ「我らの囚人だけは傷つけるな!」
ジオスト
Ziost
#3 P.15
ジョリ「ここは、とっても寒いわ。」
ゲイブ「おやじとお袋は、テタ女帝の統一戦争で名を成して死んだというのにな。」
ジョリ「あたし達は、全てなくしたわ。そしてここで殺されるのね。なぜ、夢が消えていくの?あたし達はどこで間違ったの?ゲイブ。」
ゲイブ「俺が、ジェダイ・トレーニングを続けていればな...。才能と潜在力はあったんだ。ナビ・コンピューターをでたらめにセットした時に、銀河のどこへ飛んでいってもおかしくなかったんだけど、運命が俺達をここへ連れてきたんだ。」
ジョリ「誰か来るわ。奴らよ!」
ゲイブ「よし、一人ぐらい倒してやるぜ。骨の1本や2本ぐらいは折らないと気がすまん!」
ジョリ「そんなの無理よ。」
ジオスト
Ziost
#3 P.16
ナーガ「お前達を助けるために来た。私に従うか?座して死を待つか?」
ゲイブ「選り好みはしないよ。」
ジョリ「運がむいてきたわ。行きましょう!」
ナーガ「私の部下達についてゆけ。私の宇宙船まで行けば安心だ。私は、完全を期するためにここに残る。」
ジオスト
Ziost
#3 P.17-18
ナーガ「シミュス!」
シミュス「ナーガ・サドウ、我が友よ。何が起きたんだ?お前がやったのか?何をしようというのだ?」
ナーガ「悪いな、我が友よ。」
シミュス「ぐわっ!」
ナーガ{{証拠は、ここへ残していくとするか。後は、シス卿たちが自分たちで結論を出すだろう。}}
ジオスト
Ziost
#3 P.19
ゲイブとジョリは、ナーガの秘密の要塞へ連れてこられていた。
生き延びられたことで最初は嬉しかったが、次第に二人は不安に包み込まれていった。

ナーガ「火急の使者が来た、失礼して私はジオストへ戻らねばならない。」

カー・シアン
Khar Shian
#3 P.20
ルド「だから、言ったではないか!我らは共和国の攻撃を受けたのだ。あの二人を、即座に処刑すべきだったのだ。」
ジオスト
Ziost
#3 P.21
ナーガ「取り急ぎ到着した。何が起きたんだ?緊急事態とはいったい何事だ!?」 ジオスト
Ziost
#3 P.21
シス卿A「我らは攻撃を受けたのだ。」
シス卿B「共和国が侵入したのだ。」
ドル・ガル・ラム「警備兵が殺され、囚人達は逃げた。」
ナーガ「ちょっと待て!誰がそんなことを言ったのだ?」
ルド「ナーガよ、お前が言っていた絶好の機会というのがこれだ!奴らは、艦隊を率いて空前の侵略を企てているのだ!襲撃現場から、この見慣れぬ武器が見つかったのだ!」
ナーガ「こんな武器は見たことがない。このマークは、あの二人の宇宙船についてたシンボル・マークによく似ている。」
ルド「シス帝国の守りを固めねばならん。我らが命を守るために戦うのだ!」
ドル・ガル・ラム「見ろ!奴らは、シミュス老まで殺したのだ。」
シス卿C「奴らは化け物だ。」
ナーガ「おぉ、シミュス!我が導師、我が師、気高き方よ!変わり果てた姿に...。」
ナーガ「わしは、ルド・クレシュのようにこの程度の脅しでこそこそ隠れたりはせんぞ!わしは、臆病者でもなければ、敵の攻撃を待つつもりもない!」
ナーガ「逆襲するのだ!力を合わせ、覚悟を決めるのだ!」
ナーガ「このような時に、指導者無しに考え込んでいてはならない!マルカ・ラグノスは死んだ。我らは、新しい“暗黒卿”を選ばねばならない。それには、わしこそがふさわしいのだ。」
シス卿B「我らには、新しい“暗黒卿”が必要だ。」
シス卿D「我らには、指導者が必要なのだ。我らが選択は明白である。」
シス卿C「最強のシス卿でなければならん。ナーガ・サドウの血統が最強だ。」
シス卿A「“シスの暗黒卿”が、いない時が余りにも長すぎた。」
シス卿ドル・ガル・ラム「・・・・・」
シス卿ホラク・ミュル(Horak-Mul)「・・・・・」
シス卿E「ナーガ・サドウこそがふさわしい。」
ルド「待て!そんなことをしてはならん!ナーガ・サドウはシス帝国を滅亡へと導くぞ!」
ナーガ「つまらん戯言はやめるのだ、ルド・クレシュ。お前こそが、偉大なる運命から帝国を遠ざけてきたのだ。」
ルド「こんな馬鹿げたことは、絶対に認めん!!わしを支持する者達は連れて行く。お前のような馬鹿者にはつきあいきれん。わしこそが、正当な“暗黒卿”なのだ!」
ジオスト
Ziost
#3 P.22-25
ナーガ「お前らなど必要ないのだ、ルド・クレシュ。恐怖に震えているがいい。その間に我らは銀河を征服するのだ。」
ナーガ「シス卿たちよ、戦艦と戦士を集め、戦闘態勢を固めるのだ。まずは、共和国を血祭りに上げてやる。」
ジオスト
Ziost
#3 P.25
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注!!意訳です。完訳ではありません。(^_^)
Last Update 22/Feb/1999
BSW4=Before the events of Star Wars 4 : A New Hope