The Golden Age of the Sith
No.1
Into the Unknown

年 代 出 来 事 場 面 参 考
偉大なるジェダイ騎士団(Jedi Knights)が、銀河の守護者であった時代。
厳しい辺境宙域へとコロニー・ワールド(Colony Worlds)は拡がっていった。
長距離旅行(Long-distance trabel)は、まだ完全には信頼のできるものではなかった。
ハイパースペース・エクスプローラー(高次空間探索者/Hyperspace explorers)たちによって、毎年新しい高次空間ルート(Hyperspace paths)が発見されていた。
勇敢な(気違いとも呼ばれた)彼らにとっては、ちょっとした運と卓越した技量さえあれば、貴重な新しいルートを発見するのは非常に儲かる高価なギャンブルでもあった。
賭け金は、時として自らの未来と死であったが.....

ここは、後にエンプレス・テタ星系(Empress Teta System)と呼ばれるコロス星系(Koros System)の惑星シナガー(Cinnagar)。
ゲイブ(Gav)とジョリ(Jori)のダラゴン(Daragon)兄妹も、ハイパースペース・エクスプローラーだった。

ゲイブ「こちら、<スターブレーカー12(Starbreaker12)>。まもなく軌道を離れる。行き先は...、<未知>だ。」
シナガー管制塔「「二人とも、ギブアップするかい?」」
シナガー
Cinnagar
ゲイブ「新しいルートを発見するまで、それはしないよ。」
ジョリ「戻ってきたら、飲み物でもご馳走するわ、シナガー管制塔。」
管制塔「「ありがとうよ。つまみも頼むぜ。がんばりな。」」
ジョリ「行くわよ。(Punch it !)」
シナガー
Cinnagar

ゲイブ「ヘイ、いい予感がするぞ。」
ジョリ「いつも、そればっかり。」
ゲイブ「あれは近道じゃないのか?ジョリ。」
ジョリ「あのスターウォーム星団(Starwarm Cluster)を無事抜けたら、ナビ・ギルド(ナビゲーター組合/Navagators' Guilg)からたっぷり貰えるわよ。」
ゲイブ「よし、行こう!」

ジョリ「ウワッ!?」
ゲイブ「大丈夫だ。通り抜けられる...、はずだ!」
ジョリ「・・・・・」
ゲイブ「やっと抜けたぞ!」
ジョリ「やっとね。こんな危険なルートは誰も買わないわ。宇宙船を修理しなくちゃならないわ。とにかくコロスへ戻りましょう。」

スターウォーム
星団
Starwarm Cluster
ゲイブ「シナガー管制塔、ゲイブ・ダラゴンの<スターブレーカー12>だ。」
管制塔「「あっ?もう戻ってきたのか?」」
ゲイブ「とにかく、アーバ・ザ・ハット(Aarrba the Hutt)の修理工場につないでくれ。」
ゲイブ「また、あいつに頭を下げるのか。」
ジョリ「ハットちゃんなら何とかなるわよ。直談判といきましょう。」

シナガー
Cinnagar
ゲイブ「なあ、アーバ。修理をしてもらいたいんだ。」
アーバ「ふぉ、修理はしてやる。代金はどうするんだ。」
ジョリ「ねえ、ハットちゃん。あたし達は上客でしょう。」
アーバ「ふぉふぉ、お前達は家まで売ってしまったじゃないか。何を担保にいれるつもりだ?」
シナガー
Cinnagar
ジョリ「あたし達を信用してよ、アーバ。この次は大丈夫だから。」
アーバ「それは前にも聞いたな。とにかく、修理代を払わん限り宇宙船は渡さん。新しい警備システムをつけたから、盗もうとしても無駄だぞ。」
ゲイブ「なあ、アーバ、これを見てくれ。俺達が発見したガルード・コリドール(Goluud Crridor)・ルートの認証状だ。ナビ・ギルド発行の公式書類だぜ。」
アーバ「ふぉ、よく見ろ、危険ルート指定じゃないか。そんなルート誰も使わん。」
ゲイブ「いや、ガルードへの交易はとっても多いんだ。特急ルートを使うヤツはいるさ。そうすればボーナスが入るんだ。」

シナガー
Cinnagar
シク・カホール(Ssk Kahorr)「ガルード・コリドール行きの無人機(Drone Ship)の準備は出来たのか?ゴーム(Gorrm)。」
ゴーム「ナビ・コンピューターに、安全性が考慮されていない新ルートが入力されてますが?シク・カホール様。」
シク「商売で成功するには、先見性が必要なのだよ。特に新しい鉱山植民星のガルードでは、たくさんの設備が必要なのだ。ナビ・ギルドから手に入れたこの新ルートは、我々の利益を100倍にしてくれるのだ。」
シナガー
Cinnagar
ゴーム「でも、このルートは、赤色巨星に近い危険なルートですが。」
シク「ナビ・ギルドは、安全性を重視しているのだよ、ゴーム。その程度の危険を恐れることはないのだ。」
シナガー
Cinnagar
シク「トクロック(Tk'lokk)や。そろそろ向こうに私の無人機が到着する頃だ。金持ちの鉱山開発者達を集めて、送った設備の入札をすぐに始めることにしよう。他の業者の設備が届くまでまだ数日かかるだろうからな。」
(*トクロック・・・シク・カホールのペット)
シク「??????何ぃぃぃ!わしの無人機が事故っただとぉ!ゴーム、ここへ来い!」
シク「このルートを発見したやつを捜せ!こんなことをするヤツには徹底的に思い知らせてやる。」
ゴーム「たっ、ただちに!」

シナガー
Cinnagar
ダラゴン兄妹は、統一戦争で両親を失い、自分たちの宇宙船を修理するため住居を失った。その宇宙船もまた失ってしまった。ジョリはボロボロになった着の身着のまま、一人、市場にたたずんでいた。
ジョリ「あぁ、ゲイブ、私たちはどうしたらいいの。」

シナガー
Cinnagar
7惑星を統一したテタ女帝(Empress Teta)は、援助をしてくれたジェダイ騎士たちを人々に紹介していた。
テタ女帝「皆さん、戦いはやっと終わりました。政争も終わりました。平和になったのです。7惑星は、輝かしい同盟を結びました。」
オドン=アール(Odan-Urr)「私はジェダイ騎士(Jedi Knight)、オドン=アールです。共和国(Republic)の名において、コロス星系とテタ女帝の新しい同盟へ援助をしていきます。」

テタ「メミット・ネイディル(Memit Nadill)、あなたは私の一番の良き顧問です。騒ぎももう収まるでしょうね。」
メミット・ネイディル「はい、テタ様。カーボナイト鉱山(Carbonite Mines)もすぐにフル稼働できるでしょう。ここは銀河でも屈指の豊かな星系となるに違いありません。」
シナガー
Cinnagar

ジョリ{あたし達も、ジェダイの訓練をやっていればなぁ。ゲイブも私も、検査でフォースが強いのは解ってたんだけど。でも、精神統一をするよりも手っ取り早く金持ちになりたかったんだからしょうがないか。}

シナガー
Cinnagar
ゲイブ「なあ、アーバ、宇宙船は直ったのかい?いつになったら、<スターブレーカー12>に乗れるんだ?」
アーバ「ふぉ、修理代を払ったらな、小僧(boy)。」
ゲイブ「安心してくれ、アーバ。ある豪商が、俺達のルートを使ってくれたんだ。」
アーバ「ふぉ、あんな馬鹿げたルートを使うヤツがいただと!?」
ゲイブ「儲けるためには危険をおかすヤツもいるのさ。ナビ・ギルドのショードン・コ(Shodon Ko)が、昨日教えてくれたんだ。ボーナスは確実だぜ。」
アーバ「まあ、とにかくクレジットを持ってこい。ふぉ。」
ゲイブ「ああ、すぐにな、アーバ。」

シナガー
Cinnagar
A「おいおい、お前ら兄妹は気をつけた方がいいぞ。シク・カホールが、お前の内臓をひとつづつ調べたがってるぞ。」
ゲイブ「シク・カホール??誰だそいつは?」
B「ナビ・ギルドのショードン・コは、今日殺されたぜ。シク・カホールは、お前のルートで大損したんで恨んでいるんだ。」
A「あいつに見つからないように、気をつけるんだな。」

シナガー
Cinnagar
ゴーム「シク・カホール様、こちらの手の者が二人のハイパースペース・エクスプローラーを見つけました。」
シク「そうか。ショードン・コを殺したぐらいでは、腹の虫がおさまらん。」
ゴーム「彼らの名前は、ゲイブとジョリのダラゴン兄妹です。一文無しのカスどもです。」
シク「そいつらを捕まえるんだ、ゴーム」
ゴーム「殺し屋を呼んだんですが、雇いましょうか?シク・カホール様。」
シク「うむ、奴らのところに送り込んでやれ。」
A「7つの惑星が平和になったんで、暇で困ってたんだ。」
B「報酬は飯を食わせてくれればいいぜ、シク・カホールさん。」
シク「お安いご用だ。しっかりとわしの面子を立ててくれよ。」

シナガー
Cinnagar
ゲイブ「心配するなって、ジョリ。明日には、ナビ・ギルドからクレジットが手に入るんだ。」
ジョリ「ええ、だけど、あたし達宇宙船がないと寝るところもないのよ。」
ゲイブ「おい、あれは何だ?」
A「へへっ、眠らせてやるぜ、永遠にな。」
B「シク・カホールが、よろしくと言ってたぜ。」
シナガー
Cinnagar
ゲイブ「休む場所もないぞ!」
ジョリ「いつになったらいい夢見せてくれるのよ?ゲイブ!」
ゲイブ「とにかく、逃げ道を探せ!」
ジョリ「なんてこと、行き止まりだわ!」
ゲイブ「こんなことなら、ジェダイの訓練をしておくんだったな。」
ジョリ「もう、手遅れよ!」
オドン=アール「まだ、手遅れではないぞ。ジェダイ騎士団の名において、やめるんだ、お前達。」
メミット・ネイディル「オドン=アールと私が、この星の平和を守る。」
シナガー
Cinnagar
A「邪魔をするな、お節介なジェダイめ!」
B「俺達は、こいつらに用事があるんだ!」
メミット「悪党から善良な人々を守るのだ。」
B「あいつらが、善良だと!」
オドン「お前らほどではないがな。」
シナガー
Cinnagar
メミット「何も殺すことはなかっただろう、オドン。もうちょっと紳士的になるんだな。」
オドン「悪党に腹が立ったんだ、メミット。でも、俺はジェダイだ。気をつけるよ。」
メミット「お前達、もう行った方がいいぞ。シナガー、いやコロス星系ではない所へな。」

シナガー
Cinnagar
ジョリ「あれは、テタ女帝の顧問のメミット・ネイディルよ。」
ゲイブ「どうにかして、この星をを出ないとな。」
ジョリ「どこへ行こうって言うの?」
ゲイブ「ちょっとした突拍子もないアイデアがあるんだ。今まで行ったところより、もっと遠くへ行くんだ。」
ジョリ「でも、宇宙船が無いのよ。」
ゲイブ「<スターブレーカー12>を取り戻すんだ。」
シナガー
Cinnagar

ジョリ「ねえ、いきなりハイパースペースへ飛び込んだら死ぬかもしれないわ。」
ゲイブ「死んでも誰も気がつかないし、成功すれば自由だ。新ルートとして売ればクレジットも入るし、いい所だったら人生のやり直しもきくってもんじゃないか。」
ジョリ「新しい防衛システムを設置したって、アーバが言ってたのを忘れたの?ゲイブ」
ゲイブ「大丈夫さ。そこまでしていないだろ、多分な。」

シナガー
Cinnagar
管制塔「「違法発進だぞ!」」
保安艇「「地上へ戻れ、<スターブレーカー12>!」」
保安艇「「これが最後通告だ!」」
ゲイブ「ナビ・コンピューターに適当な座標を入れるんだ、ジョリ」
ジョリ「時間がないわ。」
ゲイブ「ダイアルをでたらめに回せ...。それでいいだろう。そう感じる。」
ジョリ「後悔しないわね。行くわよ!」
シナガー
Cinnagar

NEXT : Funeral for a Dark Lord

注!!意訳です。完訳ではありません。(^_^)
Last Update 17/Feb/1999
BSW4=Before the events of Star Wars 4 : A New Hope