A NEW HOPE

ダース・ヴェイダー(Darth Vader)は、まだ建造中の＜デス・スター＞にやってきた。

ダース・ヴェイダー「このヴェイダーが自ら監督するためにここへ来た。」
レメリスク「・・・・」
ダース・ヴェイダー「私は作業員に．．．、よく働いてもらうために来た。」
レメリスク「それはありがたい、ヴェイダー卿。彼らを大いに鼓舞してください。ウーキーの作業員は頑健で有能なのですが、ことあるごとに作業を遅らせようとするのです。」
ターキンがレメリスクを見た。
レメリスク{{何か言ってはいけないことを言ったのだろうか？}}
ダース・ヴェイダー「では、現場監督が管理をひきしめる必要があるのだろう。あるいは私が規律の限界を示す必要があるのかもしれん。」

＜大モフ＞ターキンは現場監督全員を呼びだし、＜デス・スター＞の既に完成している中では最大の会議室のテーブルに座らせた。

ダース・ヴェイダー「私は君たちの成果に極めて不満を感じている。」

ヴェイダーは黒い手袋をした片手を上げた。二人の不幸な現場監督が、喉を詰まらせてあえぎ、首を締めつける見えない鉄の手をかきむしった。やがてグキッという音とともに赤い唾を飛ばし、腐った果実のように目玉を剥いて息絶えた。
腕を下ろしたヴェイダーは、冷や汗を流しているテーブルの周りの現場監督を見渡した。

ダース・ヴェイダー「君たちの成果が、これから一段と上がることを期待する。」

レメリスクはヴェイダーのやり方に驚き、ぞっとしたが、現場監督たちが見違えるように仕事熱心になったのを見て、考えを変えた。ターキンもすっかり気をよくしていた。

デスペイヤー
Despayre

ダークセーバー
上 P.278-281