The Fall of the Sith Empire |
年 代 | 出 来 事 | 場 面 | 参 考 |
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銀河を横切り、高次空間の近道を通って、共和国へと急ぐ1隻の宇宙艇。 スターブレーカー12は、メモリーに残された座標を使い、シス帝国から遠く離れた故郷へと向かっていた。 |
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ジョリ・ダラゴン「やっと着いたわ...。」 |
高次空間 Hyperspace |
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軌道ステーション乗組員「うぉ!あれを見ろ!」 軌道ステーション乗組員「突っ込んで来るぞ!」 軌道ステーション乗組員「回避しろ!シールドをあげろ!衝突に備えるんだ!うわぁ〜!!」 |
シナガー Cinnagar 軌道上 |
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ジョリ・ダラゴン「進路がない!」 |
シナガー Cinnagar 軌道上 |
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宇宙艇乗組員「あの宇宙艇はどこから来たんだ!?」 宇宙艇乗組員「シナガー管制塔、片づくまで軌道を離れたい。うわぁ!」 |
シナガー Cinnagar 軌道上 |
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保安艇「みんな、それぞれの軌道航路を守っているのに...。」 ジョリ「「シナガー管制塔!非常事態よ!緊急情報よ...。」」 シナガー管制塔「「こちらはシナガー宇宙管制塔。無許可の宇宙艇へ。違法航行だ。」」 ジョリ「「共和国全体を脅かす緊急情報なのよ!こちらはスターブレーカー12。緊急着陸を要請します。繰り返します。非常事態です!こちらはジョリ・ダラゴン。」」 シナガー管制塔「おい、スターブレーカー12なんてリストに載ってないんだろ?」 シナガー管制塔「そうだ。俺達の宇宙艇を2隻も吹っ飛ばした上、広い範囲に被害を与えた奴らだ。警戒しろ。」 保安艇「「攻撃用意しておけよ。」」 保安艇「「標的スクリーンに捕捉した。軌道へ急行する。」」 保安艇「「よく帰ってきたな、スターブレーカー12。また会えて嬉しいよ。今度は、しばらく滞在してもらうことになるな。」」 ジョリ「「ちょっと待ってよ!!一息つくだけでいいの。1日もあれば充分よ。」」 保安艇「「警告する。スターブレーカー12。航路をはずれるな。2度目はないぞ。」」 ジョリ「「着陸態勢にはいる...。保安手続きはしっかり頼むわ。」」 |
シナガー Cinnagar |
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警備隊長「取り囲め。」 警備隊長「うっかり引き金を引くんじゃないぞ。」 ジョリ「やっと戻れたわ。大切な話があるの。え?何?」 警備隊長「ジョリ・ダラゴン、逮捕する。罪状は、窃盗、保安艇への攻撃と破壊、それに詐欺。」 警備兵「間違いはありません、隊長。裁判にかけるのがよろしいでしょう。」 |
シナガー Cinnagar |
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ナーガ・サドウの秘密要塞。ルド・クレシュによる破壊跡が急速に修復されていく。 ナーガ・サドウは、遅れるということが嫌いだった。 ゲイブ・ダラゴン「急速に復旧していくな。こんなに働く奴らを見たことがない。」 ナーガ・サドウ「ルドの攻撃は、ルドと同じように無意味ですぐ忘れられてしまうものだ。シス帝国の栄光は永遠だ。それが我らの運命なのだ。手を開くのだ、ゲイブ。」 ゲイブ{時を凍らせたような宝石だ。} ナーガ「私は、お前に共和国では味わえなかった素晴らしい栄光の日々を約束しよう。来るのだ、ゲイブ。お客達の到着だ。帝国の仕事をする時間だ。」 ナーガ「シス卿の全員が、ジオストをはじめそれぞれの星系から、わしに誓いをたてに来たのだ。シス帝国は確実に輝かしく燃え上がるのだ、ゲイブ。今はその準備なのだよ。そして、共和国は私に全てをもたらすのだ。」 ゲイブ「でも、共和国への攻撃は手伝えないよ。故郷だし...、どんなことがあっても...。」 ナーガ「では、ゲイブ、共和国のくびきによって苦しんでいる彼らのことはどう考えるのだ。我らが帝国が、より素晴らしくなっていくことが必要なのだ。」 ゲイブ「ジョリのためということであれば...、できるかもしれない...。」 |
カー・デルバ Khar Delba |
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警備隊長「連行する。抵抗するんじゃない。」 ジョリ「待って、あんた達はわかってないのよ!緊急の警告があるのよ!あたしは...、」 警備兵「脅かすんじゃない。」 ジョリ「あたしはシス帝国から戻ってきたのよ。命に関わる情報なの。テタ女帝のもとへ連れてってちょうだい。」 警備兵「シスだってぇ!?おぉっと、そいつは怖いな。俺の両親がよく話してくれたっけな。お前のベッドの下にそんな怪物がいるぞってな。ははは。」 警備隊長「拘留センターまでしっかりと歩いてくれよ。」 |
シナガー Cinnagar |
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アーバ・ザ・ハット「ちょっと通してくれ。そいつに話がある。」 アーバ「ジョリ・ダラゴン。コロス星系に戻ってくるとは、夢にも思わなんだぞ。わしはいつも、お前達は人間にしてはいい奴らだと思ってた。しかし、わしの間違いだったよ。」 ジョリ「アーバ!会えて嬉しいわ。あんたも信じてくれないの?」 アーバ「聞く耳持たんな、ジョリ。お前らはわしに一体何をした。そんなお前らの話を聞くほど、わしも愚かじゃないんでな。」 ジョリ「アーバ、待って...お願い!」 アーバ「ダメだ、ジョリ。お前らの両親が殺された時、借金をチャラにしてやった...。わしの役に立ってくれると信じてたからだ。」 ジョリ「アーバ。聞いて!あたし達はシス帝国に捕らわれてたの。ゲイブはまだ捕まっているわ!攻撃が始まることをテタ女帝に警告しなくちゃならないの。女帝はコルサントへ行けるから、共和国全体に警告できるわ。」 アーバ「ジョリ...。そんな嘘は、身を滅ぼすだけだぞ。」 |
シナガー Cinnagar |
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シク・カホールの手下「そこをどけ!俺達は用事があるんだ。シク・カホール卿に道を開けろ!」 シク・カホール「ぬぉ〜!!我が財産が、ついに戻ってきたな。目録を確認しろ、ゴーム。」 ゴーム「確認しました、シク・カホール卿。」 シク「隊長、スターブレーカー12は、わしのものだ。この無能なハイパースペース・エクスプローラーの兄妹のいい加減な仕事で、大損害を被った。その代償の一部なのだ。記録を確認してくれ、隊長。この宇宙艇の所有権はわしにあるはずだ。」 シク「ジョリ・ダラゴンの作った炎星の付近を通るひどい航路のせいで、わしの交易船は破壊されたんだ。こんな宇宙艇では、わしの交易船の償いにはならん...、が、まあ刑罰もあることだ、これで勘弁してやろう。」 ジョリ「やめて!スターブレーカー12を取り上げないで!」 警備隊長「諦めるんだ。全ては終わったんだ。」 ジョリ「あんた達にはわからないのよ!あの宇宙艇には、兄さんを助ける座標が入っているのよ。共和国の艦隊を集結させないと...。」 警備隊長「お前を拘置する以外の権限は、私たちにはないのだ。記録は確認された。シナガー機械ギルドは、罰則としてお前の宇宙艇をシク・カホールに与える決定をしている。お前達兄妹が逃亡している間に、控訴期限は過ぎているんだ。」 |
シナガー Cinnagar |
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テタ女帝の宮殿。 メミット・ネイディル「オドン=アール、また勉強してるのか。驚くことではないがな。」 オドン=アール「独りで考える時間を楽しんでいたんだよ、メミット・ネイディル。ずっと旅行みたいなんだ。コルサントへの恐ろしい旅やテタ女帝の統一事業でてんてこ舞いだ。瞑想や読書の時間は貴重なんだよ。」 メミット「君の楽しみを邪魔するつもりはないんだが...。テタ女帝が謁見室へすぐ来てくれと言っているんだ。」 オドン「何てこった。また、なんかに引っぱり出すつもりだろう。パレード..、視察旅行..、外交レセプション...。」 メミット「そう決めつけるな、テタ女帝の案にびっくりするぞ。」 |
シナガー Cinnagar |
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オドン「マスター・ウールー(Master Ooroo)!いつお見えになられたのですか?」 テタ女帝「あなたのジェダイ・マスターは、ここコロス星系でのジェダイ相談役としてのあなたの様子を見に来てくれたのですよ、オドン=アール。あなたが部屋にこもって読書をしていると言っても、驚かなかったようだわ。」 オドン「マスター・ウールー。私は、ジェダイ騎士としての任務がたくさんあって、とっても忙しかったのです。それで、静かに学ぶ時間が取れなかったんです。」 マスター・ウールー「そうか、しかしジェダイたる者知識だけでなく行動することも学ばねばならん。自暴自棄になることもあるだろう。わかっているよ、我が弟子よ。それに、お前が暗黒の幻影を見たことも知っている。」 ウールー「銀河の果てには、暗黒星の海と川があり、共和国の古い過去がある。それが漆黒の闇となってささやきかけてくるのだ。それは、我らが忘れ去ってしまった邪悪な歴史なのだ。」 ウールー「お前が、コルサントの議会で警告したことは知っているよ、オドン=アール。お前は失敗したと思っているのだろう、だが聴衆の中にはしっかりと聞いていた者達もいたのだよ。ジェダイ騎士達がな。」 ウールー「共和国は、永い世代に渡って大きくなり拡がり続けてきた。その間には、2,3の惑星間のいざこざや内戦ぐらいしか経験していないのだ。だが、伝説に名高いシス帝国に遭遇することになれば、とんでもない破壊を受けることになる。そして、高次空間を通して銀河中に災厄をまき散らすであろう。」 テタ女帝「こちらへどうぞ、マスター・ウールー。お見せしたいものがあります。」 テタ女帝「私たちの統一戦争は終わりましたが、軍備工場と造船所は稼働しています。防衛体制は整っています。兵器や艦隊などは二度と持たないつもりでした。コルサントが今回の警告を無視したからには、私たちが、共和国の栄光のために戦わなければなりません。私たちの星系の平和を維持しなければなりません。コロス星系を外敵にさらすわけにはいかないのです。」 |
シナガー Cinnagar |
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拘留センター 警備兵「着いたぞ、ダラゴン。全く忙しい日だ。」 ジョリ「テタ女帝には、いつ会えるの?全く、いい所ね。」 警備兵「こんな所は見たことがないだろう。お前みたいなカスに、お似合いのセカンド・ホームだぜ。統一戦争の戦犯の裁判が進行中だ。テタ女帝は、7つの惑星をできる限り早く平常時に戻したいのだ。」 |
シナガー Cinnagar |
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ジョリ「もう何時間も経ったわ。誰でもいいからあたしの話を聞いてくれないかしら。銀河の運命が危険なのよ...。」 ジョリ「ねぇ!なぜあたしの話を聞いてくれないの?シス帝国は本当にあるのよ。奴らは、兄さんを人質にしてるの。やっとの思いで脱出してきたのに。なんてこと...。」 警備兵「話をする機会が与えられたぞ。ついてこい、準備ができた。」 ジョリ「やったわ!」 警備兵「しかし、作り話にしては面白いな。裁判官がうんざりしてるぞ。」 ジョリ「裁判官!?もう裁判なの?今日、逮捕されたばかりなのよ。」 警備兵「あぁ、でもお前の場合は、証拠が揃った簡単なケースだからな。戦犯の裁判が延々と続くし、簡単そうなものから片づけているんだ。」 ジョリ「これじゃ、ゲイブとシス帝国にいた時と変わんないわ。」 |
シナガー Cinnagar |
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ナーガ「出撃準備は整った。星間航路へ乗り出すのだ。シス帝国は、小さくまとまった共和国を飲み込み、超新星のごとく輝いて燃え上がるのだ。銀河の全てを我らの手に。」 ナーガ「何だって?まさか!その戦艦をしっかりと確認したのか?身の程知らずのルドが戻ってきただと。」 ルド「「聞け、シス卿達よ。ナーガ・サドウは裏切り者だ、その上我らが帝国を破滅させてしまうだろう。奴は、権力への殺人的欲望によって我らを欺いているのだ。」」 ナーガ「臆病風に吹かれたルド・クレシュが、愚痴っているわ!奴にはシスの奴隷達の血が流れているんじゃないのか。ゲイブ、お前に責任を与える。壁の制御装置の所へ行って、自動装置を起動するのだ。」 ゲイブ「これですか?通信を妨げるのが一番ですか?」 ナーガ「そうだ、それを押せ。我らは任務に戻らねばならん。それはわしが与える最高の名誉だ、ゲイブ・ダラゴン。」 ゲイブがスイッチを押すと同時に、10数発のミサイルが発射されルドの戦艦は撃沈された。 ナーガ「やっと、裏切り者は死んだな。」 ゲイブ「騙したな!あいつを殺すなんて知らなかったんだ。俺は誰も殺したことがなかったのに!」 ナーガ「それは悪かったな、若きゲイブよ。これで、お前達の共和国へ到る道を邪魔する者はいなくなった。スターブレーカー12に追跡装置をつけておいたから、必要な座標はすぐわかる。」 ゲイブ「追跡装置をつけておいたって?ジョリの宇宙艇に?それじゃ、計画的にやったのか。」 ナーガ「今頃、何を言っているのだ、ゲイブ。この日のために、星系に散っていた全ての艦隊を統合したのだ。攻撃を開始する時が来たのだ!」 |
カー・デルバ Khar Delba |
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