ダーク・エンパイア I
Dark Empire # 6
The Fate of a Galaxy

年 代 出 来 事 場 面 参 考
レイア「<ミレニアム・ファルコン>の速度は、これが限界なの、ハン?<カラマリの戦い>が心配で仕方ないのよ。」
ハン「もう光速の2倍も出しているんだぜ!心配するな、レイア。R2の接続が完了すれば、俺達が着くよりずっと前にランドに送信できるんだ。」
3PO「気をつけてください!R2が言うには、メモリー・バンクをクローン・タンクに接続されて、電圧自動調節器が焼き切れているそうです!」
ハン「百も承知だ。ルークがR2のメモリー回路に隠した戦闘コードを取り出すために、俺達が何でこんなに苦労していると思っているんだ?」
ハン「やったぞ。チューイー、準備OK、今度こそうまくいけばいいが!」
3PO「しかし、私が思い...」
ハン「おい、物知り教授、お前には陰極動力連結機の見張りを命じておいたはずだぞ。」
3PO「そうお怒りにならずとも...私はただ、念を...」
レイア{{なぜ私と一緒にいないの、3PO?ハンはみんなが心配なのよ。ルークのことも。気が立っているのよ。}}
3PO{{そのようでございますね。}}
レイア「3PO、こっちへ来なさい。トランスポンダーに接続してあげるから、帝国軍の通信を傍受してちょうだい。ルークが言うには、彼が隠したR2の極秘コードを送信すれば、<デヴァステイター>を機能停止に追い込めるという話だけど。<デヴァステイター>が二元コードを使って救難信号を発信する恐れがあるから、しっかりと見張るのよ。」
3PO「承知しました、レイア様。二元コードによる帝国軍ネットワークの取り扱いは、私の得意分野なんです。大任をおおせつかり光栄です。」
レイア「そこよ。しっかり監視してちょうだい。」
3PO「カラマリからの二元暗号送信をキャッチしました。翻訳いたしますと...ユア・ハイネス...ああ、なんてこった!ああ、急いでください、急がないと!全滅してしまいます!」
ミレニアム・ファルコン
Millenium Falcon
オーディオ・ドラマ
シーン 4-5
コミック
#6 P.2
ガマック(Gammack)「引き返せ、引き返せ!こちらには空からの援護が必要だ!」
カラマリアン兵士1「「被弾した!<ワールド・デヴァステイター>がこちらへ向かってる!ぐぁぁ!」」
カラマリアン兵士2「「避難部隊をこちらへまわしてください!ガマック、戦闘機は全滅です!残っているのは、シー・コマンド部隊だけです!」」
ガマック「わかった、彼らを連れ出せ!<ワールド・デヴァステイター>の近くからから引き離すんだ!さもないと、地区ごと吸い上げられるぞ!」
反乱軍兵士「「ガマック艦長、スキャナーによると、カラマリ中の<ワールド・デヴァステイター>が集結してきています。こちらも取り囲まれています!6機にはさまれました!これを見てください!」」
ガマック「上陸艇に攻撃隊形をとらせろ!ランド・カルリジアン将軍は、シー・コマンドにあの惑星粉砕機への早急な乗船準備を求めておられる!」
反乱軍兵士「「それは自殺行為です!」」
ガマック「かもしれん、だがランド・カルリジアン将軍によると、スカイウォーカー司令官が<ワールド・デヴァステイター>を妨害するための何かをしているらしい。私には何のことか分からないが...」
反乱軍兵士「「信じられません!」」
ガマック「見ろ。何か変だぞ。<デヴァステイター>の動きが停まった...停まったままだ...まるで誰かがスイッチを切ったみたいだ...よし!総員...突撃!」
カラマリ
Calamari
オーディオ・ドラマ
シーン 4-6
コミック
#6 P.3
反乱軍兵士「そうか、それで我々シー・コマンドに突撃命令が出されたのか!」
カラマリ
Calamari
コミック
#6 P.4
クレヴ司令官(Klev)「なにが起きた?」
乗組員「クレヴ司令官、高次空間保安周波数による皇帝の司令コードが妨害されています!」
クレヴ「まだ直らんのか?主制御コンピューターを補助回路に切り替えるしかあるまい。」
乗組員「やってますが、無理です!システムに切り替え防止機能が内蔵されておりますので!」
クレヴ「なんということだ!味方の司令センターに足を引っ張られるとは!あれはなんだ?」
乗組員「カラマリ軍が猛反撃に出てきました!ストームトルーパーが侵入者を防いでいます!利用可能なオプションがひとつだけありました、司令官。兵器工場を稼働させることだけはできます!」
クレヴ「よし、すぐやれ!たとえ動きを封じられても、立派に戦えるところをみせてやるのだ!」
サイレンサー7
Silencer Seven
オーディオ・ドラマ
シーン 4-7
コミック
#6 P.5
工場管理者1「いい眺めだな、デッポ(Deppo)。」
工場管理者2「ああ。<デヴァステイター>が動き出すまで、この必殺兵器が反乱軍どもを食い止めてくれるだろうよ!」
サイレンサー7
Silencer Seven
コミック
#6 P.5
シー・コマンド「くそ、やつら、やっぱりいやがった!」
サイレンサー7
Silencer Seven
コミック
#6 P.6
ハン「よし、<ファルコン>は高次空間を離脱した。」
ハン「カラマリは目の前だ、到着したぞ!」
レイア「大気圏上部に突入して。気をつけてね、ハン...激戦区の右側に入ったわ。」
ハン「ああ、なんの騒ぎだ?あの<ワールド・デヴァステイター>の溶鉱炉はまだギンギンに生きているぞ!<デヴァステイター>は、使用不能になっているはずじゃないのか!」
ハン「やっぱり、お前の兄貴に一杯くわされたぜ!」
レイア「ハン、よく見なさいよ!<デヴァステイター>本体は動きを止めているわ!おそらく制御コンピューターが故障しても、再生兵器工場は動かせるんだわ!」
3PO「あの、ちょっと...」
ハン「ああ、まあいい。それが本当なら、とにかく工場を止めなくては!どうすりゃいい?」
3PO「あの...あの...聞いてください!」
ハン「3PO、黙ってろと言ったはずだ!」
3PO「R2なんです、船長...R2が申しますには、<デヴァステイター>を思いのままに操れる新コードを作成したそうでして...一考に価すると...」
ハン「あ?よし...なんでそう言わないんだ!試してみる価値はある。ルークのでかい計画は大して役にたたんからな。サラ...チューイーを手伝ってやれ。できるだけ接近するんだ。」
サラ「まかせといて、ハン。敵にランコアのキッスをお見舞いしてやるわ。ファルコンを操縦すると、ランドとケッセル・ランを行き来していたころを思い出すわね。」
レイア「ハン、まだルークをうたぐっているのね。兄は同盟軍のために命をかけているのよ。」
ハン「わかった、わかった。とにかく、この3本足のチビ助バケツにもうひと働き期待するしかない...」
3PO「率直に申しまして、船長、R2はいささか自信過剰ではないかと...」
ハン「お前だってそうだろ!よし、接続完了!チューイー、反乱軍奇襲部隊を<デヴァステイター>から撤収させろ!時間は3分だ!」
ミレニアム・ファルコン
Millenium Falcon
オーディオ・ドラマ
シーン 4-8
コミック
#6 P.7-8
ガマック「了解した、<ミレニアム・ファルコン>!全部隊、上陸艇に戻れ!惑星粉砕機から離れるんだ!」
反乱軍兵士「「ですが、それに乗り込むために、たった今ストームトルーパーを撃破したばかりですよ!」」
ガマック「言うとおりにしろ、兵士達!私の推測通りならば、その怪物には...」
カラマリ
Calamari
オーディオ・ドラマ
シーン 4-9
反乱軍兵士「総員、<デヴァステイター>からボートへ待避せよ!何かでかいことが起きるぞ!」
カラマリ
Calamari
コミック
#6 P.9
乗組員「...衝突です、クレヴ司令官!この艦の操舵は全て失われました!真っ直ぐ<サイレンサー4>に向かっています!」
クレヴ「突っ立っているんじゃない、この馬鹿、なんとかしろ!なんとかするんだ!」
サイレンサー7
Silencer Seven
オーディオ・ドラマ
シーン 4-10
3PO「やった!R2、お前は天才だ!メーカーに感謝を!さすが、わが相棒!お前ならやると信じていたよ!」
3PO「おお!何たる暴言!この作戦を提言したのは私だぞ!お前なんか<デヴァステイター>の餌食になればよかったんだ!お前をリサイクルに出しておくべきだった!」
ミレニアム・ファルコン
Millenium Falcon
オーディオ・ドラマ
シーン 4-11
コミック
#6 P.9
ランド「「<ミレニアム・ファルコン>!」」
ハン「ランドか、この古フォンプ・ラットめ!」
ランド「「ハンとレイア、よくやってくれた!チビドロイドもな!<ワールド・デヴァステイター>は同士討ちだ!勝ったぞ!ハハハ!」」
ハン「悪いニュースがある、喜ぶのはまだ早いぞ、ランド!皇帝が生き返ったんだ!」
ミレニアム・ファルコン
Millenium Falcon
オーディオ・ドラマ
シーン 4-11
コミック
#6 P.10
ハン「ああ、レイア...基地に戻る前に言っておきたいんだが...ルークのことを悪く言ってすまなかった、あやまるよ。俺がルークを理解できていないだけなんだ。」
レイア「ルークは自分を犠牲にしているのよ、私たちや...3人の子供たちのために。ジェダイの働きは、普通人には理解しにくいことかもしれないけど。」
ハン「そう言われると返す言葉もないが。...3人?今なんて言った?...3人の子供?それじゃ...?」
レイア「そうよ、ハン、子供ができたのよ!お腹の中で動いているわ...フォースがとても強いのよ。」
ハン「またできたのか。だれもが驚くぜ...この俺が...3人のジェダイの父親だなんて。普通人だってやるときはやるんだぜ。」
ミレニアム・ファルコン
Millenium Falcon
オーディオ・ドラマ
シーン 4-11
コミック
#6 P.11
レイア「静かに。モン・モスマとアクバー提督が来たわ。」
モン・モスマ「皆さん、この戦略会議にご列席をいただきありがたく思います。」
アクバー「君たちのおかげで、<カラマリの戦い>に勝利することができた、ありがとう。」
モン・モスマ「「しかし、R2が持ってきてくれたデータによれば、<カラマリの戦い>は、皇帝の全計画のほんの手始めにすぎないと言うことです。」
ジャン・ドドンナ将軍「銀河中核界は難攻不落の要塞と化し、帝国軍はあらためて皇帝に忠誠を誓った。皇帝が大攻勢に出るのは時間の問題だ...彼の波状攻撃によって、まず血祭りにあげられるのは、銀河中核界に隣接した星系だろう...攻略の手は、中心部からやがて銀河全体におよび、われわれは暗黒面の荒波にのみ込まれるのだ...」
モン・モスマ「私たちの唯一の希望は、皇帝の計画を妨害しようとしているスカイウォーカー司令官の行動にかかっています。すでに特別対策班を編成して、戦略の分析にあたらせています。明日、あらためて対応策を検討しましょう。そのためにも、しっかりと休んでください。」
ピナクル基地
Pinnacle Base
オーディオ・ドラマ
シーン 4-12
コミック
#6 P.12
レイア「それじゃあとで、ハン。」
ハン「分かった、レイア。丁度、届いたばかりのXウイング用のインコム製GBKをチェックしなきゃならん。あとで戻るよ。少しでも休んでおくんだ。」
レイア「“休む”ね。それどころじゃないのに。ルークはどうしたのかしら?大丈夫なのかしら?あら...ポケットに何かが?皇帝から盗んできた装置だわ!すっかり忘れてた!」
ピナクル基地
Pinnacle Base
オーディオ・ドラマ
シーン 4-13
レイア「ほんとに不思議な装置...かなり昔の、古代科学の遺産ね。皇帝はなんて言ってたかしら?確か“ホロクロン”...ルークのことを教えてはくれないかしら...」
レイア「な...なにが起きたの?わたしの部屋...ピナクル基地が...消えてしまった...」
ボド・バス「ようこそ、ジェダイ。フォースとともにあらんことを。私はボド・バス。用件を申せ。ボド・バスは、無限なる未来の可能性から、我が生きた時より遙かなる過去に消え去りしことまで知らぬことはない。さあ。申せ。」
レイア「あなた。あなたの像をホロクロンの中に見たことがあるわ。でも、像というより...本物みたい!わたしはどこにいるの?」
ボド・バス「そこかしこのあらゆるところだ。フォースと共にあるのだ。」
レイア「ボド・バス、わたしは...ホロクロンの中にいるの?」
ボド・バス「いや。ホロクロンは装置。私たちを結びつける手助けをするだけだ。真に私たちを結びつけているのはフォースなのだ。」
レイア「では、あなたは...本物なの?とても...遙か昔に死んだとは思えないのだけど?」
ボド・バス「過去の歴史も現在の行動も同じこと。フォースは絶え間なく流れておる。ボド・バスは、いわばフォースの船頭である。」
レイア「あなたには、ルークになにが起きたのか分かるのですか?」
ボド・バス「ちなみに、今から1000年前に、わがマスターによって書かれた予言を教えてやろう!」
ピナクル基地
Pinnacle Base
オーディオ・ドラマ
シーン 4-13
コミック
#6 P.13
“...空を歩むべく生まれついた兄と妹あり
しかし無謀なる兄は暗黒面の下僕となる
希望の光は妹ジェダイの宿す子にあり
空を歩むものの破滅を救えるは妹のみ
暗黒面の主はジェダイの殺人鬼
妹を求め言葉たくみにいい寄るであろう
妹は兄とともにこの盗賊と戦わねばならぬ
さもなくばジェダイの未来は潰えるであろう”

ピナクル基地
Pinnacle Base
オーディオ・ドラマ
シーン 4-13
コミック
#6 P.13
レイア「“兄とともに”?..“兄とともに”??...」
ハン「レイア?レイア、起きるんだ。」
レイア「ぅぅん...ハン?ボド・バスはどこ?」
ハン「ボド?だれだ?夢を見たんだろ、レイア。」
レイア「夢なんかじゃないわ。ホロクロンが...」
ハン「しっかりしてくれよ、さあ、行くぞ!」
レイア「何か起きたの?」
ハン「来客だ。それも重鎮のな。」
ピナクル基地
Pinnacle Base
オーディオ・ドラマ
シーン 4-13
反乱軍乗組員1「何かでかいものが、高次空間からいきなり飛び出してきやがった!」
反乱軍乗組員2「全速後退!」
ピナクル基地
Pinnacle Base
コミック
#6 P.14
レイア「ルークの気配が...なぜ近くに感じられるの?心が...囚われの身になって...やはり負けたのね、皇帝に...」
ピナクル基地
Pinnacle Base
コミック
#6 P.14
反乱軍操縦士「「3隻を確認...繰り返す、3隻が...ピナクル基地へ向かってくる!」」
スナン艦長(Captain Snunb「「確認した。スキャナーによると、インペリアル級スター・デストロイヤーが2隻。3隻目は...!」」
反乱軍操縦士「「もの凄い大きさです!全長が1600メートルはあります!」」
ピナクル基地
Pinnacle Base
オーディオ・ドラマ
シーン 4-14

レイア「モン・モスマ、なにが起きたのですか?」
モン・モスマ「丁度よかった。ハンも一緒ですね。帝国軍の艦艇が3隻、惑星上に高次空間から離脱してきたのです。2隻のスター・デストロイヤーと...あと1隻は、おそらく皇帝の旗艦に間違いありません。」
ハン「ホログラムだ。全帯域信号が割り込んできている。全周波数にこの映像が流れているんだ。」
レイア「皇帝よ!でも...若返っているわ!」
皇帝「「反乱同盟軍の指導者達に告ぐ...わしは戦いに来たのではない。女ジェダイを渡せ、スカイウォーカーの妹に用があるのだ。わしから盗み取った品を返してもらいたい。」」
ハン「よくもぬけぬけとくそったれが!」
モン・モスマ「なぜ、あなたの言うことを聞く必要があるのですか?」
皇帝「「連絡艇を迎えにやらせた。彼女をこちらへ寄こせ。...休戦についても話し合おうではないか。」」
ハン「何がなんでもぶっ飛ばしてやる...ルークだって文句は言うまい!」
レイア「だめ!私、行ってくるわ!」
ハン「危険すぎる!フォースをとるか常識をとるか、ここが分かれ道なんだぞ!」
レイア「その通りよ、ハン。分かっているわ。でも、わたしがやらなくては。」
ハン「レイア、絶対に行かせるものか!子供たちはどうするんだ!」
レイア「お願い、行かせて、ハン。」
ハン「俺は...分かったよ。」
ピナクル基地
Pinnacle Base
オーディオ・ドラマ
シーン 4-14
コミック
#6 P.15
モン・モスマ「困惑していますね、ソロ将軍。レイアはあなたに、ジェダイの心を操る技を使ったようですが。」
ハン「いや、そんな技は使ってませんよ。ちょっと驚いただけです。銀河中に女性なんていっぱいいるのに、たった1人の俺並に頑固な女性と一緒になったことにね。」
モン・モスマ「とても勇敢なことです、ソロ将軍。まだ、全軍を差し向ける必要がありますか?」
ハン「いえ。だいぶ時間がかかりましたが、なにが起きているのかやっと分かりましたよ。ブラスターや戦闘機乗りの出る幕じゃないんだってね。ジェダイに任せるだけですよ。」
ピナクル基地
Pinnacle Base
オーディオ・ドラマ
シーン 4-14
帝国軍将校「連絡艇が到着したと皇帝にお知らせしろ。女ジェダイはお部屋に向かわれたとな。」
エクリプス
Eclipse
オーディオ・ドラマ
シーン 4-15
皇帝「もうすぐだ、わが若き弟子よ、お前の妹もわしのものだ。」
ルーク「はい、わがマスター。」
エクリプス
Eclipse
オーディオ・ドラマ
シーン 4-16
皇帝「よろしい、プリンセス・レイア。よくぞ、まいった。」
レイア「来たわ。」
皇帝「ガードは下がってよい。さあ、わが娘よ、お遊びは終わりだ。ホロクロンはどこだ?」
レイア「置いてきました。私は兄に会いに来たのです。ルーク、大丈夫?」
皇帝「わしが命令せぬ限り、やつは答えぬ。」
レイア「答えてくれるわ。ルーク?」
皇帝「この期におよんで、まだわしに逆らう気か?そなたの腹の子はわしのものだ、違うか?」
レイア「違うわ!」
皇帝「逆らいはできぬ。その子には、生まれながらに暗黒面の薫陶を受けさせるのだ...わしの分身として育てるのだ...」
レイア「はい...」
皇帝「そして頃合を見計らい、若きジェダイの肉体をわがものとする!」
レイア「はい...」
皇帝「さあ、触らせておくれ...ああ...ここじゃ...大きくなっておる...!!!」
エクリプス
Eclipse
オーディオ・ドラマ
シーン 4-16
コミック
#6 P.17
皇帝「騙したおったな!」
レイア「フォースの力を理解しているのはあなた1人じゃないのよ、“皇帝陛下”!」
レイア「もう一度触ってご覧なさい、その手を切り落としてやるわ!」
皇帝「あぐぐ!おのれ、こしゃくな!ジェダイめ!....わしが手を下すまでもない。わしにはお前より頼れる者がいるのだ...。スカイウォーカー、わしの右腕らしく、立派な働きを見せてみろ!」
ルーク「承知しました、わがマスター。」
皇帝「妹を暗黒面に連れてまいれ...お前にはその力があるはずだ。」
レイア「ルーク、どんな目に遭わされたか知らないけれど、今度こそ一緒に帰ってちょうだい。」
ルーク「レイア...だめだ...お前は暗黒面の恐ろしさを知らない...ライトセーバーを置け、お前を傷つけたくないのだ、レイア。」
エクリプス
Eclipse
オーディオ・ドラマ
シーン 4-16
コミック
#6 P.17-18
レイア「私だって同じよ、あなたを傷つけたくないのよ、ルーク...まだあきらめないで!」
皇帝「お前の声は届かぬぞ、わが子よ!やつにとってお前は幽霊にすぎぬ!古い人生の残滓にすぎぬのだ!」
レイア「ルーク...聞いて!ルーク...?ああ、何をしようというの?そのうつろな目はどうしたことなの?」
皇帝「どうした、何でもないのだ、わが子よ、何でもない。」
エクリプス
Eclipse
オーディオ・ドラマ
シーン 4-16
コミック
#6 P.18
つぶやき{{何でもない...何者でもないのだ...}}
ルーク「ここはどこだ?」
つぶやき{{ひとりだ。}}
ルーク「よせ...助けてくれ...」
つぶやき{{だれもおらぬ...暗黒面だけだ...}}
ルーク「俺は...俺は...ジェダイだ...」
つぶやき{{お前はジェダイではない...何者でもない...名もないのだ...}}
ルーク「俺の...名は...スカイウォーカーだ...」
つぶやき{{お前に...名などは...無い...のだ!}}
ルーク「俺は...」
つぶやき{{暗黒面を受け入れよ...お前に名はないのだ...}}
ルーク「俺に...は...名は...無い...」
つぶやき{{暗黒面に仕えよ...}}
ルーク「俺は仕...」
つぶやき{{声を聞くのだ...}}
ルーク「声を...」
つぶやき{{暗黒面のな...}}
ルーク「はい...」
つぶやき{{唯一の法は恐怖じゃ...唯一の恐怖は力じゃ...唯一の力は憎悪じゃ...}}
ルーク「憎悪...」
レイア「ルーク...」
つぶやき{{憎悪...}}
レイア「ルーク...目を覚まして...」
ルーク「レイア...?」
つぶやき{{唯一の法は恐怖じゃ...唯一の恐怖は力じゃ...唯一の...}}
レイア「ルーク、わたしはあなたの妹よ。あなたが必要なの。」
ルーク「俺の妹...」
つぶやき{{お前はひとりだ}}
レイア「ルーク、私の声を聞いて、未来を見るのよ。私の子供は...やがて一人前のジェダイに育つわ、あなたの教えを受けて。子供たちにフォースの道を教えられるのは、あなただけなのよ。」
つぶやき{{聞いてはならん!}}
ルーク「レイア...フォース...俺はひとりじゃない!絶対にひとりじゃないんだ!」
皇帝「違う!ありえぬ!誰ひとり、暗黒面からは戻れぬのだ!お前はわしのも...」
エクリプス
Eclipse
オーディオ・ドラマ
シーン 4-16
コミック
#6 P.18
ルーク「レイア...暗黒面の深みにはまった...俺に手を貸してくれ...父と同じく、俺も暗黒面について多くを学んだ...人を意のままに動かし、場合によっては人の心を押しつぶす術を...ベンとヨーダの警告を忘れたわけではない...“ひとたび暗黒の道に足を踏み入れた者は、永遠にその奴隷となる...”。だが、危険を承知であえてやらねばならなかったのだ。なぜ父が暗黒面を選んだのか、その理由を突き止めるために...」
レイア「私たちの父の思いが分かった今こそ...引き返す時なのよ、ルーク。」
皇帝「たわごとに耳を貸すでない!暗黒面の声を聴け!無限の力をお前に与えてくれるのだ!」
ルーク「違う。暗黒面から私が学びとったのは、人身を操る術や破壊力だけではない、皇帝よ...暗黒面には、孤独、悲嘆...そして、恐怖が渦巻いていることも知った。それらは、父が胸に秘めていた感情であり...あなたが暗き勝利の瞬間にいだく思いでもあるはずだ。」
皇帝「たわけが!愚かしいことを申すな、スカイウォーカー!そろいもそろいおって!おのれに、父の本当の姿を教えてやろう...」
皇帝「“偉大”なるダース・ヴェイダーは、鉄の仮面をかぶった病人にすぎなかったのだ!そう、あの仮面が、銀河中に恐怖を煽りたてはしたが...実は、フォースのよどみに囚われた心の弱い無力な男だったのだ!お前はあやつよりはるかに強い!ダーク・ジェダイよ!おのれより劣る妹ごときに屈してもよいのか?さあ立て!わしが力を貸してやろう!わが言葉に従い、妹を打ち負かすのだ!」
ルーク「断る...私は間違っていた。私はたった一人で銀河を救わねばならぬと思っていた。私一人だけで。だが、ジェダイの道はそんな孤独なものではなかった。」
レイア「ホロクロンよ!ルーク、ホロクロンが教えてくれたわ、“兄とともに!”と。」
ルーク「そうだ。フォースが俺達を結ぶ。力を合わせるのだ。真実を護るために死んだ多くの者たち...今も戦い続ける多くの者たち...全てがフォースと共にあるのだ!フォースはわれと共にある!わがフォースは試練を乗り越えていちだんと強まった。もはや貴様のような邪悪な暗黒面に、わが心は惑わされることはない!」
皇帝「そうか...ならば...そのフォースによって死ぬがよかろう!」
レイア「気をつけて、ルーク!強力なフォース...2人の動きは早すぎて...姿が見えない...」
エクリプス
Eclipse
オーディオ・ドラマ
シーン 4-16
コミック
#6 P.18-21
レイア「...力の波を感じる...闇と光の...でも...感じるわ...光が...勝つわ!」
エクリプス
Eclipse
オーディオ・ドラマ
シーン 4-16
皇帝「ぐあぁぁぁぁ!わしの手が!よくも手を切り落としおったな!」
ルーク「“皇帝陛下”、これから同盟軍基地へお連れします...あなたは裁きを受け、銀河を新共和国に引き渡していただくことになります!」
皇帝「この愚か者が...お前の考えなどお見通しだ...暗黒面の力でわしにとってかわり、銀河を支配するつもりであろう!お前にはまだわしの底力が分かっておらんようだな...」
レイア「なにが起きているの?」
皇帝「外の様子を展望スクリーンで見てみろ!貴様達の哀れな衛星で仲間たちがどうなっているか!その死に行く声を聞け!」
エクリプス
Eclipse
オーディオ・ドラマ
シーン 4-16
コミック
#6 P.21-22
レイア「見て、ルーク!皇帝が創り出したフォースの嵐が、もう一つ近づいてくるわ。全ての艦隊と何千人もの兵士達が吹き飛ばされているわ!同盟軍を全滅させるつもりよ!」
エクリプス
Eclipse
オーディオ・ドラマ
シーン 4-16
コミック
#6 P.22
レイア「全艦隊を飲み込んで、ピナクル基地へ向かっているわ!モン・モスマ、聞こえますか?」
モン・モスマ「「プリンセス・レイア、エネルギー嵐が近づいています!突然、惑星上に現れました!すでに艦艇12隻を失いました!打つ手がありません...全滅してしまうわ!」」
ハン「「レイア!レ...」」
レイア「皆殺しにする気!?」
皇帝「その通りだ!警告しなかったかな?お前達とジェダイの対決ごっこをして遊ぶのは、もううんざりだ!今こそわしの力を思い知らせてやる...わしはエネルギーとして生きている。わしは暗黒面の化身なのだ!」
ルーク「何をしている...?貴様が解放した力は...制御することすらできない!レイア、聞いてくれ、皇帝を止めるんだ...俺は皇帝が著した書物を読んだことがある。それによれば、嵐を起こせてもやつにはその制御はできないはずだ!俺にジェダイの力を貸してくれ、レイア。」
レイア「私たちならできるわ、ルーク。やりましょう。ホロクロンもそう示していた。私の力をあなたに加えるわ。いつでもいいわよ、ルーク...感じられる...?」
皇帝「たわごとを申すな!ジェダイの小技など時間の浪費だ!わしはフォースの暗黒面を意のままに操ることができる!反乱軍はフォースの嵐にのみ込まれ、宇宙の塵と消えるのだ!その愚かな小技で、止められるものなら止めてみろ!」
ルーク「レイア...」
レイア「ここよ、ルーク。」
ルーク「集中するんだ...」
レイア「ええ。」
皇帝「何をしている?」
レイア「ルーク、フォースを感じるわ!」
皇帝「よせ!」
ルーク「そうだ。フォースが皇帝を取りまいている。嵐にそそぎ込んでいる力からやつを引き離すんだ...」
皇帝「愚か者めが!わしを倒せば、暗黒のフォースがお前達を握りつぶしてくれるわ!」
ルーク「...皇帝を彼自身の憎悪の中に閉じこめるんだ!」
皇帝「よせ!よせぇぇぇ!」
エクリプス
Eclipse
オーディオ・ドラマ
シーン 4-16
コミック
#6 P.23
ルーク「やったぞ、レイア!皇帝は自滅した!急げ!時間がない!」
エクリプス
Eclipse
コミック
#6 P.24
モン・モスマ「嵐が!引き返していくわ!」
ハン「皇帝の旗艦のほうへ向かっていくぞ!レイア、脱出するんだ!レイア!」
モン・モスマ「スキャナーは?こちら、モン・モスマ、報告を!」
走査将校「なにも映りません...なにも!」
ハン「なにも映らない?どういうことだ?」
ピナクル基地
Pinnacle Base
オーディオ・ドラマ
シーン 4-17
走査将校「残念ですが、ソロ将軍。皇帝の旗艦が...吹き飛んだところです。」
ハン「なに...なんという...」
3PO「ああ、なんてこった。レイア様!ルーク様!」
ハン「レイア!」
レイア「「こちら...、...です、聞こえますか?...こちら...、...聞こえますか?」」
ハン「レイア...?」
レイア「「元気を出しなさい、フライボーイ!」」
ハン「レイア!」
ルーク「「俺のことを忘れちゃ困るな!」」
3PO「ルーク様!」
走査将校「確認できました、将軍!小型の連絡艇が展望スクリーンに映っています!」
ピナクル基地
Pinnacle Base
オーディオ・ドラマ
シーン 4-17
ルーク「航路を空けてくれ、ピナクル基地。俺達は帰還した」
レイア「大嵐が消えていくところよ、ルーク。宇宙空間へ消えていくわ...皇帝と一緒にね!」
ルーク「ジェダイ一人では、暗黒面に挑んでも勝算はないことがわかった。だが、私たちジェダイが力を合わせて光り輝けば、邪悪を打ち負かすことができる。」
レイア「1人より2人...2人より3人のほうが心強いわね。」
ルーク「え?」
レイア「もうじき3人めが生まれるのよ、ルーク。新しい仲間よ。この子もきっとすぐれたジェダイになるはずよ。」
ルーク「3人め?お前の子?...お前の子供たちに...ホロクロン...これからが勝負だ、レイア...感じるぞ...素晴らしいことが起きるのだ。ジェダイ騎士団を甦らせよう。銀河の未来のために。」
連絡艇
Shuttle
オーディオ・ドラマ
シーン 4-18
コミック
#6 P.25
NEXT : Operation Shadow Hand

注!!意訳です。完訳ではありません。(^_^)
Last Update 18/Apr/1999