ダーク・エンパイア I
Dark Empire #1
The Destiny of a Jedi

ダース・ヴェイダーと皇帝が第二デス・スターとともに滅んだ後、反乱同盟軍は新共和国樹立を宣言、銀河の四分の三を支配下に置いた。
新共和国には旧共和国時代のジェダイ騎士団に相当する強力な後ろ盾が存在せず、その基盤はきわめて不安定なものであった。だが帝国の残党をじわじわと排除し、その支配領域を銀河の四分の一にまで追いつめていった。

<エンドアの戦い>から5年後、スローン大提督による反撃が始まり、新共和国は存亡の危機に瀕したが、最終的にスローンを撃破する事に成功した。

しかしスローンの死後数か月もせぬうちに、皇帝の側近グループと帝国軍艦隊の六人の大将軍が手を結び、コルサントを急襲、ついに帝国は銀河の覇権を奪回した。
帝国は不死鳥のごとく甦ったかに思われたが、帝国支配層の内部で激烈な権力闘争が勃発し、帝国各派は次期皇帝の座をめぐる血みどろの戦闘に突入した。
反乱同盟軍は帝国側の内部抗争に乗じ、拿捕したスター・デストロイヤーを使ってゲリラ戦を展開した。

大失敗に終わったインペリアル・シティ攻撃もそうした作戦行動の一つだった。ルーク・スカイウォーカーとランド・カルリジアンの乗り組んだ同盟軍スター・デストロイヤー<リベレイター>が撃墜されたのだ。
プリンセス・レイア・オーガナとその夫ハン・ソロはウーキーのチューバッカと通訳ドロイドのC-3POを連れて命がけの救出に向かった。

年 代 出 来 事 場 面 参 考
レイア・オーガナ・ソロ(Leia Organa Solo)「ハン、 航法コンピューターが、インペリアル・シティ上の再突入座標付近が大荒れだと告げているわ!」
ハン・ソロ(Han Solo)「戦闘の残骸だろう、レイア!帝国軍の領域全体に散乱しているからな!他の艦に警告しろ!」
レイア「こちら、<ミレニアム・ファルコン>。<レベル・スター>、<アンタレス6>、聞こえますか?」
シュー・スナン艦長(Captain Syub Snunb)「「聞こえます、<ミレニアム・ファルコン>。こちら<アンタレス6>。」」
フーバ・ネヴァ艦長(Captain Huoba Neva)「「こちら<レベル・スター>、同じく。」」
レイア「進行方向前方にいくつかの空間的ひずみが近づいています。スキャナーが、軌道上のたくさんの残骸を捉えたわ。気をつけてね..あなた方、大型フリゲート艦は<ファルコン>ほど小回りがきかないから。」
スナン艦長「了解しました、<ファルコン>。すぐ後をついていきます。」
ハン「チューイー、ハイパー・ドライブを切る用意をしろ。亜光速エンジン作動。高次空間を出る用意をしろ。」
C−3PO「船長、あの残骸との衝突の確率は3722分の1です...言わせていただければ..」
ハン「チューイー、推進装置を見ていろ!」
ハン「それと基地へ戻ったら、3POの音声回路を切るから、憶えておいてくれ。」
3PO「ですが、船長、私がそう言わないと..」
レイア「3PO、座りなさい!再突入まで5秒!4....3....2....」
ミレニアム・ファルコン
Millennium Falcon
オーディオ・ドラマ
シーン 1-1
コミック
#1 P.2
ハン「前方に艦艇の残骸!右旋回!」
ハン「見えてる、見えてるよ、チューイー。丁度運良く、<ファルコン>の推進装置を最大出力にしたところだ、さもなきゃ、サーボ・モーターの中の宇宙ナメクジみたいに切り身と賽の目になっちまうところだったぜ。」
レイア「ここら辺には、艦艇の残骸が数百はあるわね。信じがたいほどの戦闘だったのね。」
ハン「レイア、他の艦が高次空間から離脱してくる。あの大型フリゲート艦は、残骸を絶対に通り抜けられないだろう。」
レイア「<レベル・スター>、<アンタレス6>、こちら<ファルコン>。ここは残骸の数がもの凄いわ。方位02へ離脱するのよ。02よ。残骸の隙間があるから。」
ネヴァ艦長「無理です、<ミレニアム・ファルコン>。間に合わない、間に..」
ミレニアム・ファルコン
Millennium Falcon
オーディオ・ドラマ
シーン 1-1
コミック
#1 P.2
<レベル・スター>将校「見ろ..最大出力!左方急旋回、左方急旋回..」

>>>!!!<<<
レベル・スター
Rebel Star
オーディオ・ドラマ
シーン 1-1
コミック
#1 P.3

スナン艦長「「<ミレニアム・ファルコン>、<レベル・スター>は爆炎の中に消えました...」」
レイア「ネヴァ艦長のフリゲート艦が激突!ルークとランドを探すのに、味方は<アンタレス6>だけよ。」
ハン「救助に戻るんだ..」
レイア「手遅れよ...生存者は一人もいないわ。」
ハン「確かか?」
レイア「ハン...感じるのよ、フォースを通して。本当よ。」
スナン艦長「「<ミレニアム・ファルコン>、こちら<アンタレス6>。ここに留まって生存者を捜します。貴艦は先に行ってください。」」
ハン「待機しろ、<アンタレス6>。」

ミレニアム・ファルコン
Millennium Falcon
オーディオ・ドラマ
シーン 1-1
コミック
#1 P.4
ハン「何てこった。ルークは拿捕したスター・デストロイヤーを墜落させるし、その上、味方のフリゲート艦まで失うとは...この旅行は間違いだったらしいな。」
レイア「ハン...」
ハン「俺達が本当にやらなければならん事は、<ファルコン>を銀河中核界まで飛ばして、帝国領域から超兵器が出てくるという噂話を調査することだったんだ。」
レイア「それはアクバー提督が行っているじゃないの、ハン。それに、単なる噂でしょ。ルークとランドは、実際に困っているのよ。」
ハン「ルークとランドに応援なんか不要だ!あいつらのことだ、今頃、帝国軍にガモーリアン・ツーステップを踊らせてることだろうよ!」
レイア「でも、ハン、居所がつかめないのよ。救難信号装置が墜落時の衝撃で壊れたんだわ!」
ハン「あぁ、チューイー、お前が正しいよ。二人の言うとおりだ。愚痴を並べた俺が悪かった。」

ミレニアム・ファルコン
Millennium Falcon
オーディオ・ドラマ
シーン 1-1
コミック
#1 P.4-5
ハン「ソロから<アンタレス6>へ。軌道上に待機して、生存者の捜索にかかってくれ...俺達はこれから、スカイウォーカー司令官とカルリジアン将軍の救出に向かう。」
スナン艦長「「了解、ソロ将軍。貴艦を追跡スクリーンで捕捉しておきます。無事スカイウォーカー司令官を見つけられることを祈ります!」」
ハン「ああ、あいつがどこにいようとも見つけてみせるさ。」
ミレニアム・ファルコン
Millennium Falcon
オーディオ・ドラマ
シーン 1-1
コミック
#1 P.5
ルーク・スカイウォーカー(Luke Skywalker)「あそこだ。開いている。」
ルーク「そうだR2、俺の考えた通りだ。インペリアル・パレスから下につながる秘密の通路が何本もあるぞ。」
ルーク「反乱軍がコルサントを占有していたこの数年の間に、この場所を発見できなかったなんて信じられない。」
ルーク「おそらく内戦の間に レーザー弾か衝撃砲が..ここのパネル全体を破壊したんだろう。暗いぞ...とても暗い...」
ルーク「いいよ、R2。でも、ただの暗闇じゃないな。何か...強大な何かがある。とても危険な何か。R2、あのドアを所定の位置に固定してくれ。何かがここに巧妙に隠されているんだ。それが、ランドについ来るなと言った理由だ。」
ルーク「君が生命体を発見できないのはわかっている。ここはインペリアル・パレスの...廃墟だから。内戦の最中に撤退してから、ここにはほとんど誰も近寄らなかったんだ。違うよ、ここには危険な記憶が残されている。父さんの...記憶が。」
ルーク「そうだ、R2。アナキン・スカイウォーカーだ。だけど、もしここに住んでいたのなら、彼はダース・ヴェイダーに違いない。この場所全体が...暗黒面の力に共鳴している。ここにいるんだ、R2。あの制御ステーションを起動できるかい?明かりも必要だ!周りをよく見てみたい。」
ルーク「ここは、暗黒面を強く感じる。とても冷たい手のように..一点に集中している。なぜ父さんが暗黒面に転向したのかを知りたいんだ。ここで何を見つけたのだろう...?」
ルーク「R2、明かりが必要だ、古いホログラフなんかじゃない!」
ルーク「待て..それを置くんだ!皇帝の映像じゃないか!なんて言っているんだ?パワーを上げられるかい?」
皇帝パルパティーン(Emperor Palpatine)「「余の専用“ジェダイ・ホロクロン”を創り出す試みは失敗した。よって、この粗末で簡単な装置に、余の暗黒面の発見を記録する事にした。」」
ルーク「皇帝だ!」
ルーク「だめだ、R2、置いておくんだ!聞き...たい...んだ...」
皇帝「「『怒りの書』、第1章...」」
コルサント
Coruscant
インペリアル・パレス
Imperial Palace
オーディオ・ドラマ
シーン 1-2
ハン「いいぞ、チューイー。ベルトを締めろ、..俺達は、大気圏上部のちょいとした磁気嵐にぶつかるぞ。」
レイア「ハン、愛してるわ、でもこの船は相変わらずがらくたの塊ね!」
ハン「あぁ、その“がらくたの塊”が、俺達を宇宙のゴミのかけらにならんように助けてくれるってわけだ。」
レイア「そうかもね、でもこの磁気嵐の揺れで気分が悪くなってきたわ。」
ハン「俺の磁力なら気分が良くなるぜ。」
レイア「ハン...」
3PO「ああ、将軍、まるで...」
ハン「わかってる、わかってるって!」
レイア「あれは何?」
ハン「帝国軍のファイターだ、こっちへ来るぞ。」
ハン「防御シールドをあげろ、チューイー!」
ハン「あぁん、止まって挨拶ぐらいしろよ。俺達には目もくれないぜ。」
ミレニアム・ファルコン
Millennium Falcon
オーディオ・ドラマ
シーン 1-3
コミック
#1 P.6
レイア「玉座をめぐって争っている帝国軍同士の一つに合流するんだわ。彼らは、インペリアル・シティの廃墟へ一直線に向かっているわ。」
ハン「死んだ皇帝の古巣だぜ。もう何も残っちゃいないよ。」
レイア「内戦が始まる以前からね。反乱軍がこの星系を治めていた頃は、コルサントは美しい所だった。」
ハン「あぁ、俺達があの帝国軍どもに明け渡すまではな。」
レイア「コルサントは、銀河の政治の中心として機能していたのに。今は、不毛の戦場、皇帝の統治評議会(Ruling Council)の生き残ったメンバーが戦っているだけ。」
3PO「帝国の最期が見届けられて良うございました。それしか言いようがありません。」
ハン「あぁ、ルークとあいつの親父が皇帝を打ち破ったときもそう思ったよ。ところが、俺達はスローン提督(Admiral Thrawn)の艦隊にも一掃されるとこだった。」
レイア「チューイーが正しいわ、ハン。あなたは悲観論者ね。」
ハン「ヘイ、文句を言ってるわけじゃない。帝国軍の内輪もめは、反乱同盟軍を組織するチャンスをくれた。加えて、俺と君のハネムーンもな。」
ハン「この状況は以前にもあったような気がする。帝国をロープで縛り上げたと思ったこともあったが、その中に敵が待ってるなんて誰か知っていたんだ?」
ミレニアム・ファルコン
Millennium Falcon
オーディオ・ドラマ
シーン 1-3
コミック
#1 P.7
皇帝「「そして、暗黒面だけが余の協力者だということを悟った。暗黒面だけが力となることをも意味していた。」」
ルーク「静かに、R2、時間を無駄にしたくないんだ。暖かくすることはできないか?急に...寒くなった...」
皇帝「「フォースの暗黒面における余の研究は、多くの素晴らしい秘密を明らかにした。」」
ルーク「寒い...死人の手が俺の心を押しつぶしてくるようだ...」
皇帝「「余は知った、怒りと意志が結びついたとき、最も邪悪なるものが誕生し、同盟軍を打ち砕くことを。」」
ルーク「R2の言うとおりだ...行く時間だ...。だけどとても重い、何かが俺を押しつける...俺は...動けない...動けない...離れられない...」
皇帝「「怒りの行使、それが偉大なる暗黒面の力を秘蔵する宝庫の開け方だったのじゃ。」」
ルーク「やめろ...」
皇帝「「怒りじゃ、意志を集中するのじゃ、肉体の真なる中心に、門を創り出すのじゃ、強大な..フォースの暗黒面のエネルギーを解き放つために。これが、暗黒面の第一人者たる余の支配せし力である。」」
ルーク「これは...父さんが感じていたことなのか?」
皇帝「「このエネルギーによって、宇宙の広さなどものともせず、余は敵を倒すことが可能になったのじゃ。」」
ルーク「聞いては...いけない...」
皇帝「「余は稲妻を創り出し、破壊の炎を解き放った。」」
ルーク「...でも...止められない...」
皇帝「「この知識によって、余は宇宙の構造さえも打ち砕ける暗黒面のエネルギーを解き放った!こうして、余は嵐を創り出した...」」
ルーク「お..ぉ..俺を...離せ!」

ルーク「大丈夫だ、R2。ここは暗黒面が強い。皇帝の存在も...たとえホログラムでも...もの凄いパワーだ。この内容を学びたくなる誘惑には打ち勝った。でも...、“嵐”とは一体何のことなんだ...」
コルサント
Coruscant
インペリアル・パレス
Imperial Palace
オーディオ・ドラマ
シーン 1-4
ハン「よし、インペリアル・シティの廃墟はこっちだ。」
レイア「そのまま進んで、ルークの座標はこの先で途絶えたのよ。」
ハン「ほんとかよ、スウィートハート!ふぅ...。今地上から5キロの地点だ、シティから煙が上がっているぜ...って事は、ルークは戦場のど真ん中にでかいスター・デストロイヤーを落っことしたことになる。」
3PO「不幸なR2-D2!R2の身に万一のことがあったら、悔やんでも悔やみきれません。」
ミレニアム・ファルコン
Millennium Falcon
オーディオ・ドラマ
シーン 1-5
コミック
#1 P.7
AT-AT操縦士6「「インペリアル・ウォーカー・ユニット1、こちら、ユニット6。」」
AT-AT操縦士1「こちら、ユニット1。」
AT-AT操縦士6「「方位600に、反乱帝国軍兵士の一個小隊が進んでくる。こちらは重放火を受けている。攻撃はまだ続きそうだ。」」
AT-AT操縦士1「了解した、ユニット6。標的を外すな。ファイターの一中隊が軌道から降下してくる。その反逆者たちを、ランコアの餌に変えてくれるだろう!我々AT-AT部隊は、反乱軍侵入者の追跡が任務だ、スター・デストロイヤーが墜落した廃墟への走査を続けろ。」
AT-AT操縦士6「「残骸の中に、まだ反乱軍の姿を発見できていません...」」
AT-AT操縦士1「向こうがこちらを発見してくれたようだ!」
コルサント
Coruscant
インペリアル・シティ
Imperial City
オーディオ・ドラマ
シーン 1-6
ウェッジ・アンティリーズ将軍(General Wedge antilles)「いい腕だ、ランド!」
ランド・カルリジアン将軍(General Lando Calrissian)「ありがとよ、ウェッジ。だけど、俺達の通常兵器はあんなでかいインペリアル・ウォーカー(AT-AT)に通用するとは思えないな。状況報告は?」
ウェッジ「15人が負傷、ほとんどのブラスターは再充填が必要だ。」
ランド「帝国軍にそう釈明すれば、ヤツらも昼休みにしてくれるんじゃないのか。伏せろ!」
ランド「大丈夫か、ウェッジ?」
ウェッジ「ああ、ありがとう。あんたには感謝..」
ランド「気にするな!頭を下げて撃ち返せ!」
ウェッジ「あんなのが相手じゃ、長くは保たないぞ!」
ランド「あれは <ミレニアム・ファルコン>だ!」
ハン「「イェー!お楽しみには遅れちまったかい? 」」
ランド「ハン・ソロ、懐かしい宇宙海賊め!ここで何してる?」
ハン「「いつものことさ、ランド..」」
コルサント
Coruscant
インペリアル・シティ
Imperial City
オーディオ・ドラマ
シーン 1-7
ハン「..お前の尻拭いだよ!まただ!」
レイア「あそこの大虐殺を見て!撃ち落とされたTIEファイター、ねじれた装甲輸送車..残骸が何キロも続いているわ、まだ戦っている!この調子で帝国軍同士が潰し合ってくれたら、手間がはぶけるんだけど。」
ハン「そううまくはいくもんか、プリンセス。」
レイア「ルークからの信号は街の中心部...インペリアル・パレス付近から出ていたわ。あそこに見えるあの残骸...ハン、<リベレイター(Liberator)>じゃないの?」
ハン「インペリアル・ウォーカーに攻撃されている。あのインペリアル・ウォーカーを相手にするぞ。」
ハン「チューイー、操縦を代わってくれ。レイア、上の砲座へ行ってくれ。俺は下へ行く。いいぞ、チューイー..突っ込め。銀河屈指の夫婦砲手の出番だ。目にもの見せてやる!」
レイア「だといいけど...私、1回しかさわったことがないのよ。」
ミレニアム・ファルコン
Millennium Falcon
オーディオ・ドラマ
シーン 1-8
コミック
#1 P.8-10
ハン「「準備はいいか、レイア?」」
レイア「見ててちょうだい...追尾システム、オン。」
レイア「...ブラスター砲充填...OK!とにかく、やるだけ...こんなもの扱うのは2度目のことなのよ...」
レイア「大丈夫よ、レイア。ルークに教わったことを思い出すのよ。心をフォースに委ねる。宇宙を結びつける生命力を感じて...」
ミレニアム・ファルコン
Millennium Falcon
オーディオ・ドラマ
シーン 1-9
AT-AT操縦士1「新手が接近。艦艇1隻、方位06。」
AT-AT操縦士2「「 がらくたの塊じゃないか!ハゲタカどもの艦艇に違いない!こっちはインペリアル・ウォーカーだ、粉々に吹き飛ばしてやれ!」」
AT-AT操縦士1「賛成だ、ウォーカー1。前進しろ、俺がやる!」
コルサント
Coruscant
インペリアル・シティ
Imperial City
オーディオ・ドラマ
シーン 1-10
ハン「「いいか、レイア、スキャナーによると攻撃目標は方位104だ、射程距離に入ってくるぞ。突っ込め、チューイー。あの金属の怪物がバラバラになるところを見せて..」」
レイア「ルークの言うとおりだわ。フォースが流れるのを感じる。難しい技でも私の手を導いてくれる。」
ハン「「ブラスター発射...くそ、防御シールドにはじかれた!チューイー、もう一度...」」
レイア「チューイー!方位12.3へまわして!」
レイア「いいわ!そのまま維持して...そうよ...ばっちり!」
ミレニアム・ファルコン
Millennium Falcon
オーディオ・ドラマ
シーン 1-11
コミック
#1 P.11
ハン「「いいぞ、レイア!状況も好転しそうだ...」」
ミレニアム・ファルコン
Millennium Falcon
オーディオ・ドラマ
シーン 1-11
ブリック(Brick)「ヘイ、スラッグ。もう1隻着陸するぞ。戦闘ドロイドを準備しろ。」
スラッグ(Slag)「バカ言うなよ、ブリック。あいつらはインペリアル・ウォーカーを吹っ飛ばしたんだぜ...俺たちゃただの廃品回収業者だ。あんなの相手できるわけねえだろうが?」
ブリック「あん、てめえはジャワか。俺達にゃ、おっかねえ兵器ドロイドって強い味方がいるじゃねえか。根性ねえのかよ?投げ出してえのか、俺達のこの刺激的な生活を..、帝国の周りを遊び歩いて..」
スラッグ「遊び歩く?」
ブリック「..戦争が終われば金持ちだ、」
スラッグ「金持ち?金持ちってなんだ..?」
ブリック「そしてゴージャスな死を迎えるんだ!」
スラッグ「しししし死ぬって?」
ブリック「それとも、てめえはデブのじじいになって汚ねえ惑星で人生を終えてえのか?」
スラッグ「言ってることはよ〜くわかった、そうだな、そいつはイカシテるな。」
ブリック「俺もそう思うぜ。さあ、やるぞ!俺がプログラムを起動してる間に、あのブラスター装甲をこの攻撃ドロイドに装着するんだ。」
ブリック「よし。」
戦闘ドロイド「ドロイド起動。システム・オンライン。」
ブリック「他のドロイドどもとあそこへ行って、命令を待て。来い、スラッグ、行くぞ。」
スラッグ「ど、どうなっても知らんぞ、ブリック。」
ブリック「おい、落ち着けって!古い戦闘ドロイドだからって、舐なめちゃあいけねえ...度肝を抜いてやるぜ...」
コルサント
Coruscant
インペリアル・シティ
Imperial City
オーディオ・ドラマ
シーン 1-12
ハン「ヘイ、ランド!」
ランド「 ハン、みすぼらしい空回り野郎、会えてよかったぜ!なんだ、遅かったな。またハネムーンにでも行ってたのか? 何日も何をもたもたしてたんだ!」
3PO「おお、R2、無事でなにより!バラバラじゃなくて良かった!」
レイア「ランド、ルークはどこ?」
ランド「不時着した直後に、R2と偵察に出かけたぜ。ここには、何か強力なフォースの暗黒面を感じるとか言ってな!」
レイア「と言うことは...6日も行方不明なの?」
ランド「ああ..だけどR2が戻ってきたから、ルークも近くにいるだろ。今のところ、目下の敵は廃墟の中を徘徊している荒くれ者とハゲタカどもだ。銀河中のスクラップ業者が押し寄せてきている...まるでごちそうにたかるハエのようだぜ!」
ランド「しかも、武装ドロイドまで連れてな!軍隊顔負けだぜ!」
ランド「気をつけろ!動き出したぞ!」
ハン「こっちへ来るようだぞ!隠れろ!」
戦闘ドロイド「攻撃目標、捕捉。速射開始。」
ランド「撃ち返せ!あの戦闘ドロイドには気をつけろ!」
コルサント
Coruscant
インペリアル・シティ
Imperial City
オーディオ・ドラマ
シーン 1-13
コミック
#1 P.12
ブリック「は。来いよ、スラッグ、あの艦艇を調べるんだ!」
スラッグ「お〜〜い、この機のパーツは凄いじゃねえか!改造動力連結器に、最高級流動安定装置だ...」
ブリック「ヘイ...この艦艇を知ってるか?これは<ミレニアム・ファルコン>だ!」
スラッグ「<ファルコン>?銀河で最も悪名高い艦艇じゃねえか!なんてこった、そんな艦艇から剥ぎ取るなんてゾクゾクするな!」
コルサント
Coruscant
インペリアル・シティ
Imperial City
オーディオ・ドラマ
シーン 1-13
ハン「くそったれ!ハゲタカの狙いは<ミレニアム・ファルコン>だ!武装ドロイドが俺達を釘づけにしているすきに、船をバラす気だ!」
レイア「ハン、待って..!」
ハン「俺の船に手を出すんじゃねえ、クズ!行くぞ、チューイー!」
レイア「ハン、バカなことはやめて!」
コルサント
Coruscant
インペリアル・シティ
Imperial City
オーディオ・ドラマ
シーン 1-13
コミック
#1 P.13-14
スラッグ「見ろよ、ブリック、やばいぞ!やつらが来るぞ!」
ブリック「全て上手くいくさ。おう、見てろ...起動命令、エ〜と、輸送艇の貨物扉を開けろ、それから...」
コルサント
Coruscant
インペリアル・シティ
Imperial City
オーディオ・ドラマ
シーン 1-13
ランド「気をつけろ、ハン!やつら、ネック(Nek)を放したぞ!」
ハン「ネック?ネックってなんだ?」
レイア「サイボリアン戦闘犬よ、武装していて、戦闘訓練も受けてるのよ。凶暴だわ。」
ハン「ああ、その上、見てくれも悪い。逃げ出した方が良さそうだな。」
レイア「待って。なんとかなると思うわ。フォースで相手の心を混乱させる方法をルークに教わったの。ブラスターより効き目があるわよ!汚れもしないわ。」
ハン「そいつはどうかな、スウィートハート。俺はブラスターの方を信用する。ちゃんと仕留めれば、背を向けても足をかじられる心配がないからな。それに、あいつらに心があるとは思えんな。」
レイア「集中力を高めるのよ...集中力を...」
ハン「ヒュー。犬どもが尻尾を巻いていくぞ。レイア、あやまるよ!凄いじゃないか..」
レイア「私じゃないわ、ハン。ほら!」
ルーク「俺だよ。」
ハン「ルーク!」
レイア「ああ、ルーク!無事だったのね!どこにいたの?」
ルーク「ちょっと待った、レイア。あの戦闘ドロイドを片づけるのが先だ。」
戦闘ドロイド「異常発生。異常発生。このユニットに解析不能事態が..」

ハン「な..手を振っただけで、戦闘ドロイドが全部爆発した!」
ルーク「簡単さ。フォースを使って、ドロイドたちのマスター・サーボ制御を逆流させただけだ。それで自爆したのさ。」
レイア「ルーク!」
ハン「ルーク!後ろだ!別のインペリアル・ウォーカーだ!そいつが..」
コルサント
Coruscant
インペリアル・シティ
Imperial City
オーディオ・ドラマ
シーン 1-13
コミック
#1 P.14-17
ハン「信じられん、ライトセーバーで、ブラスター弾を防いでもろに打ち返しやがった!」
ランド「まだ立っているぞ!」
ルーク「あと少しだ、ランド。」
ランド「あんなでかいものを、フォースで倒すなんて言わないでくれよ!」
ルーク「もちろんさ。“大きさは関係ない。あんたが違うと思っているだけだ”見ろ...」
ランド「何をしているんだ?」
コルサント
Coruscant
インペリアル・シティ
Imperial City
オーディオ・ドラマ
シーン 1-13
AT-AT操縦士2「やつはまだ立っているぞ!」
AT-AT砲手「撃ち損じたのか?」
AT-AT操縦士2「そんなはずはない!あの棒状のもので光弾をはじいたんだ!」
AT-AT砲手「やつは何をしている?何をしているんだ?」
AT-AT操縦士2「まだ立っているぞ!」
AT-AT砲手「何かをしているぞ。パワー・グリッドがおかしい!ターボブラスターが過負荷状態だ!」
AT-AT操縦士2「エンジンを切れ!急げ...」
>>>!!!<<<
コルサント
Coruscant
インペリアル・シティ
Imperial City
オーディオ・ドラマ
シーン 1-14
ハン「凄いじゃないか、キッド!」
レイア「ああ、ルーク、無事でよかった!」
3PO「そうともR2、なんと感動的な場面だろう!感極まってオーバーヒートしそうだよ!」
レイア「さあ、負傷者達を<ファルコン>に乗せるのよ!」
コルサント
Coruscant
インペリアル・シティ
Imperial City
オーディオ・ドラマ
シーン 1-15
コミック
#1 P.18
反乱軍兵士1「「15分以内に惑星から撤退せよ。」」
反乱軍兵士2「動け、早くしろ、行くんだ!」
反乱軍兵士3「負傷者達をここから連れ出すんだ、装備ははずせ!」
コルサント
Coruscant
インペリアル・シティ
Imperial City
オーディオ・ドラマ
シーン 1-15
ランド「..そう、俺達はそこにいたんだ、ハン。俺と、ルーク、他の者たちも、スター・デストロイヤーの艦橋に立っていたんだ..」
ハン「墜落したんだろ、ランド。」
ランド「光速駆動艦艇は、ここからタトゥイーンまで一瞬で連れていってくれる。だけど、大気圏の中を墜落するときは彷徨える隕石みたいだ。言ってみれば、この俺の顔が、過重力の中のハットみたいに平べったくなるところだったんだ。」
ハン「それでどうなった?」
ランド「ルークだ!あいつが、戦艦をイウォークのハング・グライダーのように操ったんだ。防御シールドを使って墜落の衝撃を和らげた。」
ハン「そいつは凄え、だけど..」
ランド「..だけど...なんてもんじゃない!戦艦を着陸させたことがあるやつなんかいないんだ!だけど、あいつがインペリアル・ウォーカーを倒すところを見たあとじゃ、なんて言うか...、フォースを自由自在に使っているようだ。あいつは強くなったよ、ハン。本当に強い。久しく、あんなのは見たことがなかったな...、ヴェイダー以来だ...」
コルサント
Coruscant
インペリアル・シティ
Imperial City
オーディオ・ドラマ
シーン 1-15
反乱軍兵士「「 <アンタレス6>、こちらは<メドアベック・シャトル1(Medavac Shuttle One)>、着床区画に進入中。」」
アンタレス6乗組員「確認した、<シャトル1>。艦長、シャトルの乗組員はこれが最後です。惑星上の負傷者は、全て収容いたしました。」
スナン艦長「あれが全部そうなのか?何たる悲劇だ。直ちに負傷者を病床区画へ移せ。それから<ミレニアム・ファルコン>に連絡をしろ。こちらの救出任務は終了し、出発するところだと伝えろ。目をしっかりと開けて、舵を取れ。<アンタレス6>を、<レベル・スター>の二の舞にはしたくないからな..」
アンタレス6乗組員「艦長!あれを見てください!」
アンタレス6
Antares 6
オーディオ・ドラマ
シーン 1-16
ハン「どうするつもりなんだ?!」
ルーク「この惑星に残るよ、ハン!」
レイア「ルーク、どうかしたの?」
ルーク「パレスで、謎めいた手がかりを見つけたんだ。レイア、俺はここに残る。でも、君とハン、チューイー、ランド、お前たちはすぐに発て!」
ハン「バカを言え!はるばる100万光年の彼方から助けに来たっていうのに、ここに残るだと?」
ルーク「ハン、あんたには理解できない!フォースにひどい乱れがあるんだ。暗黒面の凄まじいパワーを持つ誰か..いや、何か..がいるんだ!それを感じる!それが見える!」
レイア「でも、あなたを置いて行けるわけないわ!あなた一人でそんな強敵に立ち向かうなんて無茶よ!」
ハン「何者か知らんが、俺達はお前と一緒だぜ、キッド。ブラスターでぶっ飛ばしてやる!」
ルーク「ハン、これは銃の撃ち合いじゃないんだ。巨大な邪悪が近づいてきている。俺がここにいることを知っているんだ。いずれは対決しなければならない。これは運命なんだ。もう始まったんだ...たった今。」
コルサント
Coruscant
インペリアル・シティ
Imperial City
オーディオ・ドラマ
シーン 1-17
コミック
#1 P.19
スナン艦長「あれはなんだ?」
アンタレス6乗組員「ある種の...ワーム・ホールが...上に開きました。でかい!この艦の50倍のでかさです!エネルギー測定器が振り切れました!」
スナン艦長「<アンタレス6>から<ミレニアム・ファルコン>。こちらのスキャナーが、巨大な高次空間ワーム・ホールを捉えました..規模測定不能のエネルギー嵐が..」
アンタレス6乗組員「だめです、艦長..干渉波が強すぎます。そのメッセージは届きません。」
スナン艦長「くそ...」
アンタレス6乗組員「こちらへ真っ直ぐ向かってきます!」
スナン艦長「回避飛行!右舷推進装置全開!」
アンタレス6乗組員「反応しません、艦長!側面推力喪失!」
スナン艦長「全速後退!逆進しろ!」
アンタレス6乗組員「手遅れです..!」
アンタレス6
Antares 6
オーディオ・ドラマ
シーン 1-18
コミック
#1 P.20
アンタレス6乗組員「な..なにが起きたんです?」
スナン艦長「エネルギー嵐が...通り過ぎていった...まるで私達がここにいないかのように無視していった。」
アンタレス6乗組員「艦長...それが惑星表面へ向かっています!進行方向は..」
スナン艦長「..インペリアル・シティの廃墟だ。仲間たちがその先にいる。彼らにフォースの守りあれ...」
アンタレス6
Antares 6
オーディオ・ドラマ
シーン 1-18
ルーク「レイア、お願いだ!すぐ出発するんだ!」
ハン「聞けよ、キッド。万能のフォースだろうがフォースでなかろうが、お前を置いて行くわけには..」
3PO「邪魔するんじゃない、R2!」
3PO「あれは何だだって?」
3PO「エネルギー嵐?うん?何も聞こえないが。」
3PO「ああ!」
ランド「空を見ろ。」
3PO「あれは何ですか?!」
レイア「空が燃えているわ!」
ハン「最初にぶつかった磁気嵐と同じもんだろう..」
コルサント
Coruscant
インペリアル・シティ
Imperial City
オーディオ・ドラマ
シーン 1-19
ルーク「あれは嵐だ、でも自然のものじゃない。俺たちのほとんど真上だ。ぐずぐずするな。早く行け!」
レイア「置いてはいけないわ!」
ルーク「君を狙っているんじゃない!あれは俺を狙っているんだ!巻き添えを食って犬死にしたいのか!」
レイア「だめよ、ルーク!私たちは兄と妹じゃないの。みんなが行っても私は残るわ。」
ルーク「俺達は兄と妹だが、これは俺の運命だ!君には...双子達たち...ジェダイの未来を育ててもらわなければならない!行くんだ!」
ハン「来いよ、レイア。船に戻るんだ。」
レイア「でも、ルークが...」
ハン「ルークは自分の世話ぐらいできるさ。正気だったらな。」
3PO「R2...?よせ!ルーク様と行動を共にする気だ!どなたか止めてください!」
ハン「時間がない!ルークが面倒を見てくれるさ、自分のことで手が一杯じゃなければな。早く乗れ、3PO!」
コルサント
Coruscant
インペリアル・シティ
Imperial City
オーディオ・ドラマ
シーン 1-19
コミック
#1 P.21-23
ルーク「よし。脱出したな。ああ、レイア...君にはわからない、父さんが死んでから俺が身につけた力がどれほどのものかを。でも、なぜ父さんが裏切ったのかがまだわからないんだ、友達を...そして自分自身をも。俺は見つけなければならないんだ、彼が望んだものを...何が暗黒面へ誘惑したのかを。」
ルーク「迫り来るのは暗黒面だ。俺の存在が、宇宙を根こそぎ引き裂く憎しみを誘発した。」
ルーク「そうだ、R2。彼らは行った。彼らは正しい結論を出したんだ。」
ルーク「俺にもわからない...のか?」
コルサント
Coruscant
インペリアル・シティ
Imperial City
オーディオ・ドラマ
シーン 1-19
コミック
#1 P.24

ハン「心配するな、レイア、ルークなら切り抜けられるさ。」
レイア「心配だわ、ハン。あのぞっとするような目つき。彼が恐いわ。」
ハン「ランド、<アンタレス6>に、ピナクル基地へ帰還すると伝えてくれ。チューイー、補助エンジン作動。光速航行へ切り替えろ!」
ミレニアム・ファルコン
Millennium Falcon
オーディオ・ドラマ
シーン 1-20
コミック
#1 P.25
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注!!意訳です。完訳ではありません。(^_^)
Last Update 05/May/2000