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新たなる希望 #1-a
デス・スター建造計画 (1)

年 代 出 来 事 場 面 参 考
ずば抜けて巨大な帝国宇宙艦隊を適所に配置しているにもかかわらず、皇帝パルパティーン(Emperor Palpatine)はかつての共和国世界の中に、自らの治世に対する“尊敬”(そして恐怖)がいくらか欠けているように感じていた。
その状況を改善したいと望んだ彼は、帝国の宇宙船設計者の中で最も秀でたものに、これまでに存在したいかなる艦船よりも、さらに壮大でより強力な戦艦の設計を求めた。
皇帝のただ一つの要望は、どのような惑星防衛システムでも防ぐことができない、強烈なすばやい一撃で惑星を丸ごと破壊してしまうという戦闘要塞であった。

テクニカル・ジャーナル
P.100
<モフ>ターキン(Moff Tarkin)は、辺境宙域にある惑星オムワット(Omwat)に浮かぶ軌道加速学習センターに、オムワットの各都市から選抜した10人の子供を生徒として集めた。帝国の科学者キウイ・ズークス(Qwi Xux)もその一人であった。
軌道加速学習センターのすぐそばには、<モフ>ターキンのヴィクトリー・スター・デストロイヤーが睨みをきかせていた。生徒がしくじった時に、眼下にある出身都市を焼き払うためであった。生徒の集中力が途切れたら、同郷の人々は一人残らず死ぬのだ。
ナスドラ・マグロディ(Nasdra Magrody)の教えのもと、結局生き残った生徒は、キウイ・ズークスだけであった。やがて、彼女は発足したばかりのモー星団秘密研究所へ配属され、高名な工学者ベヴェル・レメリスク(Bevel Lemelisk)直々の教えを受けることとなった。

オムワット
Omwat
ジェダイの末裔
下 P.151-153
ジェダイの遺児
上 P.38
ダーラ(Daala)は、恋人のライジーアスと別れた後、16歳で帝国のカリダ軍事アカデミーに入学した。アカデミーでは、全ての科目において最優秀の成績を修めていった。
帝国アカデミーは彼女の野心をくじくべく全力をあげたのだったが、その意図とは裏腹にダーラは筋金入りの帝国軍人に成長した。
アカデミーを卒業した彼女は、女であるがゆえに労多くして報われない任務ばかりを押しつけられていた。欲求不満が高じたダーラは、コンピューター通信ネットワークに偽名で瞠目すべき提言をはじめていった。
この天才的な戦術家に目をとめた<モフ>ターキンはカリダに赴き、ついにダーラの存在を突き止めた。
ターキンは、直ちにダーラを直属スタッフの一人に加え、彼のスター・デストロイヤー艦隊に同行させたのであった。似たもの同士であった二人はやがて恋に落ちた。

カリダ
Carida
ジェダイの末裔
下 P.90 P.98
黄昏の惑星
下 P.202 P.212
ターキン「いかなる脅威にも対抗しうる強力な兵器、つまり最終兵器こそ、我らが帝国を象徴する存在となるでしょう。ほんの一握りの兵器で数十億人が暮らす数千の星系を服従させることができるのです。見せしめに星系を一つ血祭りにあげさえすれば、あとは恐怖心を煽ることで全銀河の支配が可能となります。」

ジェダイの末裔
下 P.93-94
皇帝の許可を得たターキンは、新たに授けられた<大モフ>の権限を行使して極秘シンクタンクの設立に着手した。
第一級の科学者や理論家が一堂に集められ新兵器開発を命じられたのである。このプロジェクトはターキンに一任されたため、皇帝も研究所の存在そのものは知らなかった。

モー星団
Maw Cluster
ジェダイの末裔
下 P.94
<大モフ>ターキン(Grand Moff Tarkin)はダーラをクワット造船所(Kuat Drive Yards)へ連れてゆき、建造中の四隻のインペリアル・スター・デストロイヤーを見せた。
ターボ・レーザー砲60門、イオン砲60門、牽引ビーム装置10基、格納庫にはTIEファイター6編隊、ガンマ級アサルト・シャトル2隻、AT−ATウォーカー20台、AT−STスカウト・ウォーカー30台を搭載するスター・デストロイヤー<ゴルゴン>、<マンティコア>、<バシリスク>、<ヒドラ>であった。

ターキン「ダーラ、お前に惑星を吹き飛ばせるだけの力を与えよう。」

クワット
Kuat
ジェダイの末裔
下 P.91
しばらくするとダーラは提督に抜擢された。彼女の知るかぎり、帝国艦隊でただ一人の女性提督だった。
ダーラの提督昇格はターキンが独断で決定した。異星人と女性に偏見を抱く皇帝の目をはばかり、ターキンは昇格の件を伏せたのだった。
そして愛人となったダーラの存在を隠すため、彼女に4隻のスター・デストロイヤーを与えて、ブラックホール群の中に設置した秘密研究所警護の任務に就かせたのだった。

モー星団
Maw Cluster
暗黒卿の復活
P.75-76
<大モフ>ターキンの指名を受けた建設業者は銀河中から小惑星を集め、密かにモー星団へと運んだ。小惑星の内部はくりぬかれ、居住施設や研究施設、試作品組立工場、会議室などが設けられた。

モー星団
Maw Cluster
ジェダイの末裔
下 P.93
秘密研究所の建設を終えた技師や作業員たちは帰還の宇宙船に乗り込んだが、誰一人わが家にたどり着けなかった。ダーラがナビ・コンピューターの航路設定に手を加えておいたからだ。
技師と作業員たちは一人残らずブラックホールに飲み込まれ、消息を絶った。

モー星団
Maw Cluster
ジェダイの末裔
下 P.94
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注!!ダイジェスト版です。詳細は参考書籍にて。(^_^)
Last Update 13/Aug/1998